2018年もっとも残留農薬が多い野菜果実、クリーンな野菜果物(アメリカ農務省(USDA)の残留農薬試験)

アメリカの発表ではありますが、知っておいて損はないと思います。

『2018年もっとも残留農薬が多い野菜果実は? 』(EWG最新発表)

今年(2018年)もEWGによる、残留農薬の多い農作物(Dirty Dozen)と、ほとんど農薬が検出されない農作物(Clean Fifteen)が昨日発表されました。

これは毎年行われるアメリカ農務省(USDA)による残留農薬試験を環境団体EWGが分析し、その順位をつけたものです。(※あくまでアメリカ国内の農作物の調査です。日本ではありません。)

[Dirty 12] 2018年農薬汚染度の高い農作物
1.いちご
2.ほうれん草
3.ネクタリン
4.りんご
5.ぶどう
6.桃
7.チェリー
8.西洋ナシ
9.トマト
10.セロリ
11.じゃがいも
12.ピーマン(またはパプリカ)

https://www.ewg.org/foodnews/dirty-dozen.php
.

[Clean 15] 2018年農薬が検出されないクリーンな農作物
1.アボカド
2.とうもろこし
3.パイナップル
4.キャベツ
5.玉ねぎ
6.えんどう豆
7.パパイヤ
8.アスパラガス
9.マンゴー
10.なす
11.ハネジューメロン
12.キウイフルーツ
13.マスクメロン
14.カリフラワー
15.ブロッコリー

https://www.ewg.org/foodnews/clean-fifteen.php
.

アメリカ農務省(USDA)の残留農薬試験では、数千種類の農産物サンプルを対象に試験したところ、合計約230種類の農薬が検出されました。

この結果を分析したEWGによれば、農産物サンプルのほぼ70%が残留農薬で汚染されていたことがわかっています。もちろん、これは全て害であるということではなく、当然その残留農薬の量や種類によっても変わってきます。さらに、しっかりと洗浄することで、健康への被害も変わってくるでしょう。(ただし、近年の新薬は作物の中まで浸透するものが増えています)

EWGの分析によると、残留農薬の量は、作物の品目種類によってはっきりとした違いがあることを述べています。そのため、毎年こうしたDirty DozenやClean Fifteenを公式に発表しているのです。

また、アメリカ・インディアナ大学の最近の報告では、「インディアナ州に住む妊婦被験者の90%以上から、除草剤の主成分グリホサートが検出された」ことを発表しています(Environmental Health201817:23)。この調査は、妊婦に尿検査をしたところ、93%から除草剤ラウンドアップの主成分グリホサートが検出され、特に、農村部の女性やカフェイン飲料をよく飲用する人ほど高く見出されたそうです。さらに研究者は、「私たちのコホート研究結果では、母体のグリホサート曝露と、妊娠期間の短縮化に有意な相関がある」ことも指摘しています。

いずれにしても、世界ではますます食品の安全性が問われる中、日本では全くと言っていいほど動きがなく、それどころか緩和していくことの方が多い気がします。

自分たちの安全は自分で守っていくしかありません。まずは意識から変えていくしかありません。

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