患者はデータの中だけで自分を判断する。データが悪いのだから、自分は悪いのだと決めつける。そして自分の身体の声を聞かなくなる。

今の医療はおかしすぎる。

自分自身を信じることができないほど、人の能力は朽ち果てたしまったのだろうか。

予測をし、判断をし、決断を下そうとする時、医療ではエビデンス(証拠)が必要となる。他人に伝える時にもエビデンスが必要となる。つまりデータである。

伝えられた方も、そのデータを鵜呑みにし、かつデータがなければ信じることさえできない。それが結局、患者を苦しめることに繋がる。

患者はデータの中だけで自分を判断する。データが悪いのだから、自分は悪いのだと決めつける。そして自分の身体の声を聞かなくなる。

データで示されているのだから、自分は病気なのだと信じる。そのデータを恐れ、データはデータで対処する事になり、臨床結果から、薬に頼り始める。

無肥料栽培は、頼るべきものはデータではなく、植物の声である。何が足りないのか、何が多すぎるのか、何をすべきで、何をすべきではないのかは、植物に訊くしかない。

どのような状況であれ、植物は生きるために最大限の努力をする。子孫を残せる事を信じて種を付けようと努力する。

そこには他人の判断など必要としない。信じるべきは自分自身だけなのである。

医療の闇とか嘘とか。そんな言葉は、僕は好まない。闇でも嘘でもなく、単なる依存である。データに依存し、エビデンスに依存した結果が、今の医療なのである。

映画「赤ひげ」の中では、病は「貧困と無知」が引き起こすと諭していた。だが、今や「金銭欲とデータ」が病を引き起こしている。

病に打ち勝つためには、自分自分への信頼が必要である。

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