食養生:食事なんてのは考えて調べて変えるのが当たり前、食事ではなく生き方のすべてをひっくり返さずして、どうやって治るというのでしょうか

食養生の嘘

いままでろくでもない食事をしてきたという人に教えるという場合、当然ながら順序というものがあります。癌などの場合は一気にいろいろ勉強してもらって急に変えてもらうこともありますが、いま病気ではないという人はそう簡単には変えれないものです。だから日本はテンサイなんだといえばそれまでですが、人には理解の段階があるということも確かは確かですね。しかしはっきりいってしまえば、ちょっと食事を変えたから病気が治るとか、人間の傲慢にもほどがあると言えるでしょう。

まず最初にやるのは調味料を変えること。これは私でなくても多くの人が言うことでしょう。さ(砂糖)、し(塩)、す(酢)、せ(醤油)、そ(味噌)を変えるわけですが、具体的には家から砂糖を捨てる(白砂糖であれ黒砂糖であれてんさい糖であれ三温糖であれ同じ)、塩は岩塩でも海の塩でも好きな方でいいが厳選、酢も醤油も味噌も古来の作り方にこだわっているものにします。栄養学的には豊富なミネラルを取れること、発酵菌を摂取できること、糖質中毒から抜け出すことなど、いろいろなメリットがあります。

次にやることは「とってはいけないモノから排除する」ということです。具体的にいえばアメリカ牛やブラジルの鳥を買わない、魚は産地と青魚を重視する、旬の野菜を買う、農薬をよく洗う、コンビニでは買わない、スーパーの加工食品を買わない、冷凍食品を使わない、ジャンクフードの店には入らない、ファミレスやスタバなどは入らない、トクホマークのものやジュースを買わない、乳製品はとらない、などを行うだけでも結構違ってきます。これらのほとんどはお金がかからない、変わらないということにもメリットがあります。

さらに次ということになると現代ではちょっとした苦労とカネが必要になります。本物の餌で育てた肉を選ぶ、無農薬の野菜や米を選ぶ、卵は平飼いの自然の餌のものを選ぶ、小麦はアメリカ産のものは食べない、日本産の小麦でも量を減らすようにする、油はスーパーのものを買わずオメガ3が多いものを買う、トランス脂肪酸が入っているものはとらない、ローフードで食べることを意識する、チェーン店の居酒屋は使わない、ニセモノを扱う外食屋を避けるよう努力する、第三のビールもどきは飲まないようにする、ノンアルコールビールも飲まないようにする、などでしょうか。

他にもいろいろありますが、三食を二食にして質を高めれば、あまりおカネをきにすることもなくなりますし、プチ断食の効果が得られ主婦も作る回数が減って楽ですね。ただ、病気になっている人、予防として食事療法をやりたいというすべての人に言いたい。いつもニホンジンは病気になってから、ちょっと食事を変えたら病気が治ると思い、私のところに食事療法を教えてほしいと来ますがふざけるなと。そんなわけない、食事なんてのは考えて調べて変えるのが当たり前、食事ではなく生き方のすべてをひっくり返さずして、どうやって治るというのでしょうか。

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