元・電通の岸勇希さんの
セクハラ・パワハラについて
実名で証言しました。性的な関係の要求を含む
岸さんからの要求(知人女性や著名人友人の紹介、
個人のツイッターで先輩クリエイター批判の記事をRTすること、
岸さんの要求通りのブログを書くこと、
ひどい時には毎晩のように来た電話で
人格、家族、友人、恋人を批判され、
その際に指摘された内容に対しての反省文を書くこと、深夜に岸さんの自宅に出向き、朝まで隣で正座すること、など)
を拒んだことで、
在職中の嫌がらせだけでなく、
電通を去ってからも、
電通案件のイベント出演への妨害などがありました。証言者が特定されないよう、
記事内ではイベントやコンテストの
具体名はぼかされていますが、広告賞の審査時に私を無理やり落としたこと、
イベントを降板させるように要請があったことなども社内・外で複数の人が証言してくれています。
岸さんに関しては記事内にもある通り、
私以外にも複数の女性への
セクハラ・パワハラの報告がこれまでに何度もありました。数年に渡る、理不尽で卑劣な行為を
何度も明るみに出したいと思ったことはありましたが被害者としてメディアに出ることで
今後、お仕事をする上で
自分のイメージにも傷がつくこともあり、
こんなことはきっとどこにでもあることで、
私が耐えればいい、忘れればいいのだ、と
ずっと自分に言い聞かせてきました。また、報道される際、社名抜きに語ることは出来ないので、
古巣である電通には少なからず迷惑がかかってしまうことにも考えが及び、腰が引けました。記事が出たら、もう電通の友人たちとは
連絡を取れないのではないか、電通の仕事はさせてもらえないんじゃないかと
悩みぬき、眠れぬ夜を何度も過ごしました。けれど、ここ数か月、背中を押してくれる出来事が
いくつもあり、実名での告発に踏み切った次第です。リスクを背負って証言してくれた、
現役電通社員の皆様、関係者の皆様には心から感謝しています。(私の証言をもとに、BuzzFeedJapanさんが
当時の関係者を丁寧にあたってくれたので、
私は誰がどのような証言をしてくれたのか
知りません。直接の面識が無い方もいらっしゃるようです)
この記事が何らかの形で今現在、同様の状況で
悩んでいる方を救うことにつながれば
嬉しく思います。