毒物の多くは石油から作られた脂溶性毒物。脂肪だけでなく脳や神経組織、細胞膜などに非常に長く滞留するという点で、弱いながらも蓄積して体を破壊する。

現在の毒物の多くは石油から作られた毒であり、いわゆる脂溶性毒物であるといえるが、もちろん毒物は脂溶性だけとは限らず有害金属などもそれに含まれる。ただ脂溶性毒物の特徴は脂肪だけでなく脳や神経組織、細胞膜などに非常に長く滞留するという点で、弱いながらも蓄積して体を破壊するということである。有名な「沈黙の春」では、メトキシクロールなどの薬品が脳や神経をいつまでも冒しつづけたという報告が書いてあるが、脂溶性毒物であることを考えればこれは当然でしかない。

ディルドリンも、すぐにいろんな害を与えるばかりではなく<記憶喪失、不眠症、悪夢、躁病>というような悪影響をあとまでも残す。医学上明らかになっているが、リンデンは脳や肝臓組織に大量に蓄積され<中枢神経系統にいつまでも大きな影響をあたえる>ことがある。メルボルン大学の研究で、精神病の16の症例について研究成果を報告している。その中で有機リン酸エステル系の殺虫剤について述べており、患者のうちの3人は化学者でスプレーの効力を専門に検査、8人は温室栽培者、残りの5人は農民だったという。 現在の社会毒を考えるときに忘れてはならないのが、生体濃縮と複合汚染というキーワードである。これらの社会毒のほとんどは、すぐに即死させるような猛毒とは違い蓄積する毒だからである。有機リン系のもの同士でもしかり、それらと食品添加物とでもしかり、飲み薬と塩化炭化水素系の「トランキライザー」との組み合わせもしかり、砂糖とこれらの脂溶性毒の相互作用もしかり。有機リン酸エステルなどは、体表のどこからも吸収されてしまう。 単純に考えれば歳を重ねるほどそれらは蓄積されていく。人類の多くに昔にはなかった多くの病気が発生し、その多くが中年期から発症しだしていることや、アレルギーなどの病気が劇的に日本で増えていることも、決して無関係ではない。日本人の昔の人は今ほど認知症ではなかったが、若年の認知症が現代日本で増えているのも決して無関係ではない。ちなみにその認知症の治療薬は有機リン系の作用機序と同じであることは、もちろんただの偶然である。 これらは吸収しやすいうえにデトックスしにくいという特徴を持つ。発汗、温熱、脂肪燃焼や強制的な断食で出すのが基本だが、これらの療法は栄養不足の人がやると逆効果になる。逆効果になるのにデトックスが必要だと思い込み、さらに自分を悪くさせていて気付いていない人が後を絶たない。また、重要なのは汗をかき脂肪を年使用した後に、良質のミネラルと油を大量に摂取することである。これをほとんどの人がおろそかにしているので、せっかく発汗脂肪燃焼していても効果半減である。 https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/1545552388861842

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