旧ソ連が先行した電磁波兵器「スカラー兵器」

電磁波兵器、人工地震といえば、HAARPが有名だが、旧ソ連では1960年代から、「スカラー波」を利用した電磁波兵器を開発していたようだ。ニコラ・テスラの技術に基づくもののようだが、近年のロシアの台頭の軍事的背景には、各国に先んじた電磁波の研究の塗り重ねがあるのかもしれない。
Electronic Journal『「スカラー兵器は旧ソ連が先行した」(EJ第4227号)』リンクより
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(前略)
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                 並木伸一郎著
     『恐怖の地震兵器/HAARP』/学研
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 「わが国は、地球上の生物を一瞬で消し去ることが出来る空前絶後の兵器を開発している」──1960年1月、当時ソ連第4代最高指導者ニキータ・フルシチョフのこの発言がニューヨーク・タイムズで伝わると、世界中が驚愕したのです。
 そんな兵器があるはずがないと最初のうちは誰も信じなかったのですが、やがてそれが「スカラー波」を利用した電磁波兵器であることがわかってきたのです。
 さて、「スカラー波」とは何でしょうか。
 ここで物理学の基礎です。光(正しくは光波)とは電磁波のことで、電気、磁気が作用する電磁場のなかを進んでいく波のことです。そして、光波、すなわち電磁波は横波であり、縦波ではないのです。
 ところが、スカラー波は、プラスとマイナスが中和した電気的な波で、金属であろうと、地下であろうと、海底であろうと、いかなる遮蔽物をも透過してしまう縦波なのです。この波こそテスラの発見したものであり、テスラ波とも呼ばれているのです。
 いわゆる米国のケネディ大統領と旧ソ連のフルシチョフ最高指導者の時代は、科学技術の分野においても、それに伴う最新兵器の分野においても、何事においても旧ソ連が一歩リードしていたのです。その象徴が、1957年の人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げ成功で、旧ソ連は米国よりも先行したのです。
 米国にとってこのスプートニクショックは実に深刻であり、その劣勢を一挙に挽回したのが、人類初の月着陸と帰還を成功させたアポロ11号による快挙だったのです。1969年7月20日のことです。
 しかし、それから47年にもなるのに、人類は誰ひとりとして月に行っていないのです。だからこそ「本当に月に行ったのか」が疑われているのです。一番有名な陰謀論であり、かつてEJでも取り上げています。
 さて、このスカラー電磁波兵器は、スパイによってテスラの技術が旧ソ連に流出したものと思われます。米国防総省もテスラの電気技術が恐るべき兵器になる可能性はわかっていたはずですがテスラが資本家から出資を打ち切られて苦しんでいるときに、米国政府が手を差し伸べなかったことが、技術流出の原因であると思われます。
 旧ソ連がニコラ・テスラの技術に基づき、空前絶後の新兵器を開発した事実を明らかにしたのは、トーマス・ベアデンというかつて米陸軍に所属し、当時のソ連の事情に詳しい米国の元ロケット工学者です。並木伸一郎氏の本には、そのスカラー波新兵器が実際に使用されている実例を明らかにしています。
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・1960年5月、スカラー電磁波兵器を設置したソ連防衛レー ダーが、アメリカの高高度飛行スパイ機U─2を、ソ連上空で 撃墜。この事件で米ソ首脳会議が決裂した。
・1963年4月10日、作戦用として開発された超兵器を、ア メリカのスレッシャー原子力潜水艦に対して、アメリカ沖で使 用。翌日の4月11日に同潜水艦はプエルトリコの北約160 キロで、巨大な水中爆発を起こした。
 ベアデンによれば、その後も数年間にわたってアメリカの飛行機が、スカラー電磁波の実験によって妨害されたり、撃ち落とされたりしているという。一説にはベトナム戦争でも、F─111戦闘機がスカラー電磁波を浴びたとしか思えないような不可解な消失を遂げているらしい。
   ──並木伸一郎著の前掲書より
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 このように、当時旧ソ連は、テスラ技術による各種兵器を開発し、試行実験を起こしていたのです。そのなかでそれらの兵器を地震兵器として使用した例として、並木伸一郎は、長年諜報活動に携わっているフィンランド在住のディミトリー・カヴァロフという人物の言葉として、次の3つを指摘しています。
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 1964年3月27日、マグニチュード9・2の超特大な地震がアラスカで発生し、131人が犠牲になり、多くの村が壊滅。 1976年7月28日、中国河北省唐山を襲った地震はマグニチュード7・8。最初の震動が来る直前の午前3時42分、空が昼間のように輝いた。そして、震源から200キロ以上離れた地点から、白と赤を基調とした色とりどりの光が見えたと報告された。このとき、木々や野菜は、まるで火の球に包まれたかのよう
に燃え上がった。
 1986年1月28日、アメリカのスペースシャトル、チャレンジャー号の悲劇的事故の3日後、オハイオ州クリーブランドの東にある原子力発電所の南を震源地とする5大潮周辺の11州が震度5~6という大地震に見舞われた。
 このとき、いずれの地震も、長時間「水平に揺れる」という奇妙で異常な揺れ方を示してるが、これこそがスカラー電磁波兵器による最大の特徴なのだという。──並木伸一郎著の前掲書より─────────────────────────────
 興味深いのは、ディミトリー・カヴァロフなる人物がウクライナの森林地帯で、サッカー場ほどの広さの廃墟化した巨大なアンテナ群と廃棄されたスーパーコンピュータ施設を発見していることです。この施設は1980年代にフル稼働していた旧ソ連の高周波を使う「電離層研究センター」であったといわれています。
            ──[現代は陰謀論の時代/040]

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