【ミネラル 重要性】ミネラルの主な働きは、ビタミンと同じく酵素の成分となって、体の化学反応を進めたり、情報の伝達に利用されることにある。

ミネラルが人体の健康にいかに重要であるかは主張するまでもないでしょうが、基本的なことを記載しておきます。ミネラルの主な働きは、ビタミンと同じく酵素の成分となって、体の化学反応を進めたり、情報の伝達に利用されることにあります。ミネラルは無機物であり元素そのものであって、体の5%はミネラルで出来ているそうです(ちなみに一番多い人体構成要素は水を除くとタンパク質、次が脂質です)。

必須ミネラルとしては諸説あるようですが、現在16種類が知られています。 体内のミネラルのうち、最も多いのは骨の主成分であるカルシウムとリンですが、これは骨に大部分が含まれるからです。カルシウムはカルシウムだけが働くのではなく、マグネシウムとの連鎖が重要になります。マグネシウムは人体では7番目に多いミネラルであり、その大半は心臓、腎臓、骨などに含まれています。

マグネシウムは神経系の鎮静作用、動脈硬化の防止、結石予防、クエン酸回路で働いてエネルギーを産生、ビタミンB群の補酵素などとして働きますが、最近はマグネシウムばっかり言う人がいますので要注意です。往々にしてマグネシウムを飲んでいる人は不健康になります。それは依存心も問題ですが栄養の真の意味をわかっていないからです。ミネラルとは単体でとるものではありません。

薬物や飲酒によりマグネシウムはカリウムなどと一緒に尿中に排泄されやすくなります。カリウムは人体に120g程度あるとされていますが、そのほとんどは細胞内にあります。逆にナトリウムは細胞外にあるのが基本です。カリウムは神経、心臓、筋肉に重要なミネラルであり、細胞外濃度が高まると心臓が停止するのもその裏返しです。カルシウムとマグネシウムが相互拮抗作用をするとすれば、カリウムはナトリウムと相互拮抗作用を示します。

これらは必須ミネラルの一種ですが、やはりマグネシウムとカリウムだけとればいいわけではありません。必須ミネラルを多めに摂取するのはいいのですが、それらの種も一つではダメであり、そこに数多くの微小ミネラルがちょっとずつ入ることで、真の意味でミネラルを摂取していることになります。現在の食材はほとんどミネラルがありませんので、栄養補助剤を調味料代わりに入れる人も多いようですね。

塩を選ぶときに精製された塩ではなく、微量ミネラルを豊富に含むものを使えも同じ意味なのですが、塩だけだと必須ミネラルも微小ミネラルも足りません。通販ショップではフローラミネラル(アメリカの岩盤成分)、海の素ミネラル(海洋深層水のミネラル)、ケイ素(放射能対策その他)を扱っていますが、私の家ではこれらは液体なので調味料代わりです。自分の体調と目的にあったものを料理に使って、体調の補助としてもらえばいいでしょう。

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