【少食のススメ】オバマも宮崎駿も庶民的…一流の人の食事はなぜ質素なのか

「3食しっかり食べる人で成功している人をあまり聞きません」とは、「できる男は超少食」の著者でもあるジャーナリストの船瀬俊介氏の言葉。極論にも聞こえますが、多くの成功者が質素な食事でバリバリ働いていることもまた事実です。

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オバマも宮崎駿も庶民的…一流の人の食事はなぜ質素なのか(リンク

 わが国の首相を持ち出すまでもなく、成功者はグルメな店で毎晩美食三昧……。そんなイメージを持っていたが、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの食事はむしろ質素。成功したければ、彼らの食生活から真似た方がいいかもしれない。

「選挙は戦争だ。昔から戦争のときのメシはにぎりめしに決まっている。それをレストランで悠長にメシを食っているヤツなどは負ける。よく覚えておけ!」

 田中角栄は秘書にこう言っていたという。実際、にぎりめしだけで熾烈な選挙戦を戦っていた。

 成功者というと健啖家のイメージが強いが、最近はなぜか“食べない”人ほど活躍している。1日1食しか食べない経営者としては、ジャパネットたかたの高田明前社長(66)や、星野リゾートの星野佳路社長(55)らが有名。芸能界でもタモリ(69)、ビートたけし(68)、水谷豊(62)、千葉真一(76)らが1食派だ。彼らに共通しているのは、年齢より若く見えること。頭の回転も速い。

「そりゃそうです」と言うのは、「できる男は超少食」(主婦の友社)の著者でもあるジャーナリストの船瀬俊介氏だ。

「米マサチューセッツ工科大のガレンデ博士によって99年に発見されたサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)は、カロリー制限でオンになることがわかっています。09年には腹七分にしたサルが、好きなだけ食べたサルに比べて1・6倍長生きしたという報告も出ている。少食によって体はむしろ活性化されるようです」

 米国のオバマ大統領(53)も1食しか食べない。米誌ニューズウィークによると、基本は夕食のみ。その献立も「サーモン、ライス、ブロッコリー」を長く続けている。昨年4月に来日した際、すきやばし次郎の寿司を半分残したというのは有名な話。もちろん、寿司好きというのは社交辞令で、次に韓国を訪問した際は「プルコギ好き」をアピールしていた。

 ロシアのプーチン大統領(62)もあまり食べない。朝食は、ロシア伝統のカーシャ。これは雑穀のおかゆだ。昼食は食べず、メーンの夕食も肉はそれほど食べない。食べるにしても羊肉だという。

 ただし、米ロのこの大統領はなぜかソフトクリームには目がない。

 アニメ界の巨匠、宮崎駿(74)も何十年も朝食抜きの生活を続けている。弁当箱にご飯、卵焼き、たくあん、ソーセージなどを入れ、それを昼と晩に2回に分けて食べる。

「34歳で気象予報士に合格した女性は、少食を始めて試験勉強の暗記力が高まったと話していました。一流と呼ばれる人に少食が多いのは偶然ではないと思います」(前出の船瀬氏)

 アスリートの中にも朝食抜きが増えている。元スケートの清水宏保(41)やサッカーの小野伸二(35)もその一人で、朝食を抜くことで消化器の負担を軽くし、試合で力を発揮するためだ。

「1日1食はきついという人は、朝食抜きから始めたらいいと思います。〈3食しっかり食べる〉人で成功している人をあまり聞きません」(船瀬氏)
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=305016&g=131205

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