中国の量子コンピューター「九章」が試運転、日本の富岳で6億年要する計算を200秒完了 サイエンス誌「重大な成果」と評価

sfdgh中国科学技術大学(University Of Science And Technology Of China)は4日、同大学の潘建偉(Pan Jianwei)氏らが76光子量子コンピューターのプロトタイプ「九章」の構築に成功したと発表した。

・中国の量子コンピューター、世界最速スパコンで6億年要する計算を200秒で完了

現在世界最速のスーパーコンピューターで6億年かかる数学アルゴリズム、ガウスボソンサンプリングの解を求めるのに200秒しかかからないという。この進展により中国は「量子優位性」を実現した世界で2番目の国となった。

 同大学の陸朝陽(Lu Chaoyang)教授は「量子の優位性は一つのハードルのようなもので、新しく生まれた量子コンピューターのプロトタイプが、ある問題で最も優れた従来のコンピューターの計算能力を上回った時、今後、さらに多方面で優位性を持つ可能性があることを証明している」と指摘。世界の学術界が長年にわたり、このマイルストーン的転換点の到来に非常に注目し、期待していたと述べた。

・スパコン「富岳」

 昨年9月、米グーグル社が53個の量子チップを搭載したプロセッサー「シカモア」を発表。当時世界最速のスパコン「サミット」で2日かかる数学アルゴリズムの計算を200秒で行い、「量子の優位性」を実現した。

 潘氏のチームはこのほど、中国科学院上海マイクロシステム研究所、国家並列コンピューター工学技術研究センターと協力し、76光子の量子コンピューター・プロトタイプ「九章」の構築に成功した。

 実験では、「九章」が5千万サンプルのガウスボソンサンプリングの解を求めるのに200秒しかかからないことが判明した。現在世界最速のスパコン「富岳」では6億年かかり、同等性でみると、「九章」の計算速度は「シカモア」より100億倍速く、サンプル数に依存する「シカモア」の技術的脆弱(ぜいじゃく)性を補っている。

・ニュース映像

・中国憎しで見ていたら痛い目に合う可能性が高い
日本も負けずに中国を超える研究に挑戦して欲しい

・日本は教育が殺され続けて久しい
日本だけGDPがずっと横這いで、国民の収入が下がったまま上がらない原因は全て同じところからきている。

・まじですか。
量子超越性を示しただけではあるけど、それを光量子コンピュータでやったのは意義が大きい。
もし冷却なしで動作する代物なら、汎用化できたらとんでもないことになる。

・中国は、とっくに日本を置き去りにしてます、何故なら日本政府及び民間企業も何を決めるのにも遅く金額も当たり前のように少ない、他の全てを止めても科学に特化した分野に資金を投資出来ない日本特有の責任を取りたくない責任者が官民問わずいます、コレも日本の教育の皆、仲良し子良しの連帯責任の教育の表れでしょうか?

・何もかもが公開されてるわけではないんでしょうから、厳密な検証には時間がかかると思います。
既得権益絡みで正当化ばっかりしてると、どんどん差が開くでしょう。日本が豊かなのは地力ではなく、冷戦時代の正の遺産あってこそ。バブルの夢にしがみつくのではなく、今一度謙虚になって地に足のついた堅実な戦略を立てるべきです。

・万が一実現してしまうと、相当ヤバいことになる。
世界中、どんなにセキュリティ対策してもムダになる。
全て量子コンピューターが、一瞬で暗号解読してしまうからだ。
世界中の情報が取られてしまう。

・量子コンピュータは、量子ビットを使った量子論的な重ね合わせ特性で計算することや、特定の計算に於いて非常に速いという話なので、あまり通常のスーパーコンピュータと計算速度を比較しても意味がないように思える。
実際にコンピュータにさせる仕事は、多様な現実的課題を計算するのだから、現時点では通常のスーパーコンピュータの並列処理のほうが、出力的には都合がいい。
稼働機である富岳などのほうが量子試験機よりずっと役に立つ。

・国政府機構・民間企業の先端技術などに対する研究開発の費用、これがアメリカ、中国にリードされ、数年前に報道された記憶があります。
数年後の今、そのリードされた分が徐々に反映されます。

・それにしても研究者と資金が豊富にある中国はすごい。。
この数年での進歩はかつての日本が歩んできた道に似ている気がします。

参照:http://blog.livedoor.jp/gunbird/archives/10327909.html

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