厚生労働省が公表している全国のインフルエンザ患者数によると、今年8月31日〜11月29日の患者数は263人で、昨年同時期に比べて99.7%減少しています。
インフルエンザ患者が激減している理由について、感染症に詳しい横浜相原病院の吉田勝明院長に伺いました。https://t.co/LmgkK7wl3g pic.twitter.com/izgGFfpDPr— ウェザーニュース (@wni_jp) December 4, 2020
「いくつかの理由が考えられますが、多くの人が新型コロナウイルスの感染予防でマスクや手洗いをしていることが、インフルエンザ患者を減らしていると思われます。インフルも新型コロナも飛沫と接触で感染するので、コロナ対策がインフルエンザ予防になっているのでしょう」と言うのは、感染症に詳しい横浜相原病院(横浜市瀬谷区)の吉田勝明院長です。
海外との人的交流がなかった
「今年は3月以降の渡航制限によって海外との人的交流が減少したことが、インフルエンザ患者を減らしていると考えられます。流行が半年ずれる南半球や季節を問わず流行している熱帯・亜熱帯地域からの入国者が冬季のインフルエンザ流行に関与していると言われています。そういった人的交流の減少が流行を抑えていると思われます」(吉田院長)
早い時期のワクチン接種
「3つ目の理由は、早い時期から行われたインフルエンザのワクチン接種があげられます。新型コロナとの同時流行があり得ることから、ワクチン接種が啓発され、多くの人が接種したことでインフルエンザ患者が減っていると考えられます」(吉田院長)
ソース https://weathernews.jp/s/topics/202012/020255/
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