世界的な飢餓はいつ始まるのか。それは歴史上で最悪のものとなる可能性がある

新型コロナウイルスで世界的な飢餓は始まる。表題の記事がInDeepさんに記載されています。引用させて頂きます。
リンク
(以下途中から引用)
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■ドイツの開発大臣 : 「ロックダウンはCovid-19そのものより多くの人たちを死に至らしめる」

ドイツ政府の連邦経済協力開発大臣であるゲルド・ミュラー氏は、世界中のロックダウン措置により、コロナウイルス自体よりも多くの人々に死をもたらしていると警告した。

新聞ハンデルスブラットとのインタビューでミュラー氏は、パンデミックへの対応が「歴史上で、最大の飢餓と貧困の危機」をもたらしたと述べた。

ミュラー氏は、政府によって厳格な措置が引き続き実施された場合、さらなる被害が発生すると以下のように警告した。

「アフリカ大陸だけでも、今年はマラリアと HIVに よる死者がさらに 40万人増えると予想しています。結核でも、さらに 50万人が死亡するでしょう」と述べる。

「食糧と医薬品の供給がもはや保証されていないからです」

ミュラー氏はさらに、「この人道的大惨事」は「私たちのすぐそばにある問題だ」とし、ヨーロッパ各国政府が、ロックダウンと人々の移動の制限に政策を集中していることを警告した。

「ヨーロッパは、約 2兆ユーロ (約 234兆円)相当のプログラムで自国の経済を支援する復興計画を決定しましたが、アフリカに対する追加の支援は計画されていません」

今年 8月に医学誌ランセットに発表された論文「子供の栄養失調とCOVID-19:私たちは今、行動しなければならない」では、 「社会的距離、学校の閉鎖、貿易制限、および国家的ロックダウン」に言及しており、これらの措置が、世界的な子供の栄養失調を悪化させているとした。

専門家たちはまた、ロックダウンにより未治療の結核感染により世界で数百万人が結核を発症し、140万人が死亡すると警告している。

さらに、南アフリカのデータ分析は、国家的ロックダウンの経済的影響により、コロナウイルスで死亡する 29倍の人たちが死亡することを発見した。

世界中で「命を救う」ためにロックダウンが市民に命じられたが、ロックダウンは、より多くの命を犠牲にする可能性があると警告している専門家たちの意見はメディアによって無視され続けている。

ここまでです。
(途中略)

■コロナウイルスはヨーロッパの食品産業の危機につながる

オランダの漁師の半数は海に出かけるのをやめた。これは、需要不足により鮮魚の価格が急落したためだ。フランスでは、農家がチーズを販売できないため、1,500トンの高品質チーズが、そのまま腐敗した。

そして、ヨーロッパ中の生鮮食品を保管する倉庫の多くは、現在、容量の限界に達している。 (BBC 2020/05/18)

食べ物はいくらでもあるのに、それが手に入らないという構造の「新しい食糧危機の構図」が、この春から夏には世界各地で起きていました。

先ほど書きましたように、今のような「検査」が続いている限り、大量の偽陽性の発生のために、「表面上の流行」が終わらない。あるいは増えていく。

そうなる中で、いつまた大規模なロックダウンが起こらないとも限らない。

ドイツ政府の閣僚が、あのようなことを言ったのも、「もういい加減にしろ」ということだったのかもしれないですし、別の意図もあるのかもしれないですし、そのあたりはわからないですが、今少しずつ「食糧の枯渇への道」が各国で、着実に拡大しているように思います。

今回は、ふたつの国の「特定の食糧の枯渇が近い」ことを示す報道をふたつご紹介して締めさせていただこうと思います。

中国で「年内で豚肉が枯渇する可能性」を報じた米ゼロヘッジの記事と、オーストラリアの「自国産コメの枯渇」について報じた英デイリーメールの記事です。
(途中略)

豚肉備蓄量の減少は、中国共産党にとって特に悪いニュースであり、中国政府は、豚肉価格の不安定な高騰を防ぐことができないのではないかと懸念している。

フィナンシャルタイムズが引用したロンドンを拠点とするコンサルタント会社のエノド社は、中国の戦略的な豚肉備蓄量の状態を詳しく査定したところ、2019年9月から 2020年8月にかけて 45万2000トン減少したことがわかったと述べた。

これは、中国の豚肉埋蔵量が危険なほど少ないことを意味するレベルだ。

中国の最新の豚肉輸入のどれだけが国家の備蓄に転用されたかは不明だが、エノド社のチーフエコノミストは、中国には約 10万トンの冷凍豚肉が残っている可能性を述べた。

「この備蓄量だと、2〜 3か月以内に枯渇する可能性がある」と言う。

フィナンシャルタイムズは、エノド社が提供した埋蔵量の数値は、北京にある米国農業報告(US agricultural attaché)による最近の報告と一致しており、「豚肉の備蓄量は 2020年の第3四半期までにほとんど枯渇したようだ」と述べている。

中国の豚肉不足は経済で世界第二位の国が直面している最も差し迫った国内問題の1つになる可能性がある。 (zerohedge.com 2020/09/23)
(途中略)

このように、異常気象などでの農業のダメージも各国で進行していて、これまでなら、輸入すればいいというだけだったのですが、今は、サプライチェーンを含めてさまざまな問題があり、食糧流通は世界を巻き込んでいく可能性が強いです。

そして、この問題が拡大していった場合、食糧自給率が低い国や地域が最も大きな影響を受けることは避けられないかもしれません。

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参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=360666

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