太陽の光でうっすらとオレンジに染まる地平線、よく見ると、一部だけ光が途切れ、まるで空に向かって伸びる青い帯のようになっています。この空に出現した”青い帯”の正体は?
・鹿児島・宮崎で目撃 空に伸びる謎の“青い帯” 正体は?
MBCスクープ投稿に寄せられたこちらの写真は、鹿児島県曽於市末吉町で今月21日の日の出前に撮影されました。
空に“青い帯”が伸びるこの現象は、この日、同じ時間帯に宮崎でも撮影されました。さらに24日は鹿児島市でも。日没直後の撮影です。何かが太陽の光をさえぎっているようにも見えますが、映像には光をさえぎるような雲や物体はありません。
いったいこの“青い帯”の正体は?MBCの増永気象予報士に聞きました。今朝の東〜西の空にかけて空が二つに分かれるように青い帯..?みたいなのがあった、これ一体なんだったんだろう? pic.twitter.com/EmCb7LaDpj
— バリカタナイススティック🥖 (@jeeeem2122) August 21, 2020
おはようございます👋👨🌾
今朝、5時半くらいの空です😲⛅️
空に川ができる現象で反薄明光線といいます😊
いろんな条件が重ならないと見れない珍しい現象です😊
10分くらいで消えたので。。。
写真が撮れてラッキー❣️
早起きは三文の得です😊☝️皆さま今日も良き1日を👋😊 pic.twitter.com/LcYFHAVgVB
— うどん👨🌾🍜 (@miyazakiudonsan) August 20, 2020
(増永気象予報士)「これは反薄明光線と呼ばれる現象と思われます。秋から冬に雲の切れ間から光の筋見える現象を薄明光線といいます。非常にきれいな光景で別名『天使のはしご』と呼ばれたりする。
これに対して薄明光線に“反”がつく。基本的には薄明光線と同じように小さな水蒸気の粒に光の筋が見える。湿度など条件が整って初めて見られる現象で、夏場の明け方、日の入り直後にたまに見られる」“青い帯”は、太陽の角度や大気中の水蒸気の量など、様々な条件が重ならなければ見られない珍しい気象現象だったのです。
空に広伸びる青い帯?
こういう風景をみて思い付く声優さんは、雨宮天さん♪❤ぽい景色だと感じました😆
格好いい音楽の世界🌏 pic.twitter.com/qJPxBi0jTh— ランカさん♪ (@rankalee888) August 26, 2020
(増永気象予報士)「薄明光線は何回か見たことがあるが、反薄明光線はなかなかお目にかかれない。仮説だが晴天が続き、雨の少ない状態が続いていたので、大気中の水蒸気が通常より小さくなったので見られたのでは」狙って見られるものではないとのことですが、今の時期、運が良ければ日の出前や日没直後の空で、この“青い帯”を見ることができるかもしれません・・