「太陽と人間の真の関係」:人間社会の暴力的な動きは太陽活動と完全にリンクしている。

リンクより

◆思ったほど沈静化していかない太陽活動の中で

先週末(7月24日から26日頃)アメリカで抗議デモとされる運動が始まって以来の比較的暴力的なデモが各地で発生したことが報じられています。日本語の報道だけでも以下のようなものが伝えられています。

・シアトルで最大規模の抗議デモ 45人拘束警官も負傷 米 (時事通信)
・米 各地で抗議デモ、死傷者も (TBS News)
・ロシア極東で大規模デモ、知事逮捕に抗議 「プーチン氏辞任を」 (ロイター)

デモは、アメリカだけではなく、わりと世界各地で発生していたのですが、先々週あたりからの「太陽の動き」を見ていて、そういうこともあり得るのかなとは少し感じていました。

このブログで、「人間社会の暴力的な動きは、太陽活動とリンクしている」ことに初めてふれたのが正確にいつなのかはわからないですが、そのことを、わりとハッキリと記事にしたのは、2014年の以下リンクの記事かとも思います。

私はもともと、10年以上前から、ロシアの科学者であったアレクサンドル・チジェフスキー(1897 – 1964年)という方の研究が好きでした。チジェフスキー博士は、歴史上の暴力的な活動、すなわち、「戦争、暴動、革命」などが太陽の黒点数とリンクしていることを 1910年代に見出し、1922年に論文として発表しています。

以下は、その論文に示されたグラフで、上の点線は「戦争、暴動、革命が発生した件数」で、下の太い実線は「太陽黒点数」です。疑うこともなく、「完全なリンク」があることが見てとることができます。

●チジェフスキー博士の1922年の論文より

リンク Physical Factors of the Historical Process

三菱UFJモルガン・スタンレー証券 景気循環研究所長である嶋中雄二さんの名著『太陽活動と景気』 には、チジェフスキー博士の研究について、以下のように述べられています。

●嶋中雄二著『太陽活動と景気』 第6章より

チジェフスキーによれば、太陽の影響力は、個体から集団、群生に至る生物系のすべての組織レベルに及んでいるとされた。チジェフスキーは、地球上のあらゆる生物の発達は、太陽宇宙因子の直接的影響下に進んだものであり、人類もその例外ではないと考えた。彼は、戦争や革命など人間の不穏状態に関する徴候、あるいは「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」とした。

なお、以前も書かせていただいたことがありますが、嶋中雄二さんの『太陽活動と景気』リンクは、書かれたのは 1987年とずいぶん以前のものなのですけれど、今でも、これを超える「太陽と人間社会の科学の総合的研究」に関する本は(世界全体でも)存在しないと思います。太陽の研究本としては、世界最高のものだと思いますので、太陽に興味のある方は、ぜひ一家に一冊置いていただきたいというように思っています。

◆統治者にとって不都合な真実

なお、このチジェフスキー博士の太陽の研究は、当時のソ連の統治者だったスターリンに大変「嫌われて」しまい、チジェフスキー博士は、シベリアの収容所に送られてしまいます。要するに、チジェフスキー博士の研究結果に従えば、

「国家も人間も、それを動かしているのは太陽」

ということになってしまい、革命も戦争も、それを起こしている人間も、太陽に行動を支配されているに過ぎない、ということになってしまうからです。「ソ連の偉大な社会主義革命」も、背後から太陽に刺激されていたに過ぎない、というようなことになってしまい、これは支配者から嫌われても仕方ないです。

◆社会の暴力性と太陽黒点活動の完全なリンク

同じような理由で、アメリカでもヨーロッパなどでも、この「太陽と人間社会の関係性についての科学」は、時の権力者たちから嫌われたのか、ほとんど発展することなく消えていきました。しかし、先ほどのチジェフスキー博士の研究だけではなく、その後の多くの科学者たちの研究から、

「社会の暴力性と太陽黒点活動には完全なリンクがある」

ことは疑いの余地がないものとなっています。以下は、ポーランドのヤギェウォ大学のアダム・ミハレック教授が論文で発表したもので、それを日本語に置き換えたものです。近代現代の世界を変革させた革命や戦争や暴動などの暴力的社会事象が、すべてといっていいほど「太陽黒点が最も多い時に起きた」ことがわかります。

革命や暴動は「青」で示し、戦争は「赤」で示しています。

リンク Solar Activity and Human History

これを見ますと、第一次アメリカ内戦(南北戦争)もまた、太陽活動が最も高い時に起きていたことがわかります。

◆弱まっていた太陽活動が復活している

そして、「今は太陽活動の点から見れば、どんなときなのか」というと、「過去数百年で最も太陽活動が弱い」のです。つまり、本来なら「大規模な暴力など起きないとき」なのです。

しかし。最近になって、太陽は「やや活動を活発化させている状態」が続いているのです。

今回のアメリカ各地でのデモの発端となったのは、1週間ほど前から始まったオレゴン州ポートランドでの暴動が発端となっているようで、それ以来、アメリカの各地にデモが広がっているのですが、それが始まった時期は、

「ちょうど太陽に黒点が復活してきたとき」でした。

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参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=358856

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