遺伝子操作でメスの蚊をオスに変えることに成功 もう蚊に刺される心配はなくなる可能性

122蚊は血を吸うだけでなく、マラリアやジカ熱、黄熱、デング熱を媒介する危険な生き物です。蚊による世界の死者は、年間で数万人も出ています。

・遺伝子操作でメスの蚊をオスに変えることに成功! もう蚊に刺される心配はしなくてOK?

その対策として、血を吸うメスの蚊をオスに性転換させる方法が模索されていました。2015年には、オスのみに伝わる「Nix遺伝子」が、蚊の性別をオスに決定付けることが分かっています。

そして今回、米・バージニア工科大学の研究により、Nix遺伝子をメスに組み込むことで性別がオスに変化することが明らかになりました。

この方法を使えば、メスの数をコントロールして、ウイルスの伝染を防止できるかもしれません。

今回、研究対象となったのは、世界各地に生息する「ネッタイシマカ(Aedes aegypti)」です。

ネッタイシマカは主に黄熱・デング熱・ジカ熱を媒介することで知られます(マラリアを媒介するのはハマダラカ)。

広く知られているように、血を吸うのはメスだけで、哺乳類の血を吸ってそれを卵の栄養分に変えます。メスは吸血時に少量の唾液を打ち込むのですが、それがウイルスを媒介する原因となっています。

一方のオスは、花の蜜や樹液を吸って暮らしており、血を必要としません。人にとって害のないオスを増やし、メスを減らすことで感染症のリスクを減らすことが期待されています。

・ネッタイシマカ


参照:http://blog.livedoor.jp/gunbird/archives/10261781.html

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