肝臓の悪い人は高タンパクをした方が良い理由

肝臓の悪い人は高タンパクをした方が良い理由
通常、肝臓を正常に保つためのタンパク質摂取量は、最低1g/kg体重は必要です。体重60kgならタンパク質60g以上。
しかし、肝臓が悪い時には、早く回復するために通常より多くタンパク質を摂る必要があります。1.5~2g/kg体重は必要になってきます。体重60kgならタンパク質90g~120gです。
この大きな量は、全組織の必要タンパク質量と、肝臓の再生・修復分を合わせた量となります。
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肝臓は、臓器の中でもいちばん大きく、さらに他の臓器と違うところは、実に多くの複雑な仕事をしていることです。俗に、化学工場と呼ばれたりしていますね。
その数、分かっているだけでも500種類以上の働きをしています。
中でも主な働きは下記の3つ。
①胆汁の生産
②毒素の解毒
③栄養素の貯蔵と分配
よって、肝臓に障害が起きると、健康を害することになります。
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では、なぜ、肝臓が悪い時には、高タンパク食をする必要があるのでしょうか?
それは、肝臓の「再生」能力にあります。肝臓は、臓器の中でも再生能が著しく高く、肝細胞が壊れても、すぐに修復したり、再生する、という特徴があります。
この肝臓の再生や修復に最も欠かせない栄養素こそが、タンパク質なのです。
しかし、肝臓のための高タンパク食で注意するべきは、すべてを動物性食品で満たそうとしないことです。というのは、現在の動物性食品は飽和脂肪酸が多すぎます。
例えば、タンパク質120gを動物性食品のみで満たそうとすると、それに伴い過剰な飽和脂肪酸を摂取することとなり、かえって、胃や肝臓に負担をかけてしまいます。
そこで、プロテイン・パウダーの利用です。プロテインはさまざまありますが、ホエイプロテインやヘンププロテインがお勧めです。また、大豆などの植物性タンパク質の食品を利用することも重要です。
消化の弱い方は、アミノ酸サプリメントでも良いです。ただし、量には十分気をつけてください。間違っても、プロテインと同量の摂取をしてしまうと、過剰症となります。
個体差があるので一概には言えばませんが、以上のように、肝臓が悪くなると、タンパク質とビタミンの需要は必然的に増えるのです。

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参照:https://www.facebook.com/nobunaga.yoshitomi/posts/1509794865867543

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