コロナをただの風邪と思うことの最大の問題は後遺症の存在

コロナをただの風邪と思うことの最大の問題は、SARS同等の後遺症である。ことは、まともな人(実際にSARS,Covid-19を診療・治療したことのある医師)なら誰でも知っている。しかし、それが主たる問題ではない。(実際にSARSの治療に当たったことのない医師は、何も知らないのが普通である。)
世界で300万人が回復したが、おびただしい数の後遺症が報告されている。
日本でも顕在化してきておりNHKが、21歳大学生の事例を放映した。
もちろんSARSであるから、重症化した人はサイトカインストームの後遺症はあるに決まっている。(肺、心肺機能の低下、心臓、脳への影響(血栓なので、脳梗塞、心筋梗塞にもなる)は同等である。これは、放射能内部被曝における、セシウムのアテローム現象に似た症状(原因は違うがどちらも循環系(血管経由)の血栓)となる。)
問題は、無症状者の後遺症が若い人に出まくっていると言うことである。目眩、倦怠感、発熱、息苦しさは、世界中で報告されているが、これを書くと叱られる(デマ扱い、「コミュニティ違反」として取り下げられてしまう。)ので書かなかった。特に心肺機能は元に戻らない事例が多数報告されており、後遺症については、感染症の無償措置がないのでかなりの経済的負担も強いられる。
今回NHKが取り上げたので(NHKを引用すれば免罪符となるのである)紹介しておこう。

新型コロナウイルスに感染し陰性になって退院したあとも続く発熱や息苦しさなどの症状。こうした症状を訴える人が相次ぐ中、日本呼吸器学会は肺機能の低下を中心に陰性後も続くさまざまな症状について実態調査を進めることになりました。
新型コロナウイルスの感染者をめぐっては、陰性になって退院したあとも、数か月にわたって発熱やけん怠感が続いたり、呼吸機能や運動能力の低下で日常生活に支障が出たりする人が多くいることが国内外で明らかになっています。
また、新型コロナウイルス感染症は国の指定感染症になっているため、入院などでかかる医療費は全額、公費で負担されますが、陰性になり退院したあとの医療費の一部は自己負担となっていて、後遺症とみられる症状への理解や支援を求める声も相次いでいます。
こうした中、日本呼吸器学会は肺機能の低下を中心に、陰性後も続くさまざまな症状について実態調査を進めることになりました。調査は早ければ来月にも始まる見通しで、学会の医師が所属している全国の医療機関に協力してもらい新型コロナウイルスの感染者の症例をもとに調査や研究を進めるということです。
日本呼吸器学会の横山彰仁理事長は「陰性になっても肺機能などが元に戻らない人が海外で多く報告され、日本でも同じような事例があることが分かっているが、感染者のうちどのくらいの人に後遺症が出るのかなど詳しい実態はまだ分かっていない。症例のデータを集めて調査し今後の対応に生かしていきたい」と話しています。
」(NHK)
こういうの、だいたい2−3ヶ月遅れで情報が回り始める。
症状が出ないから安心だ、と思って罹っている若い人がかわいそうだが、痛い目に合わないとわからないのだろう(本当に英語で情報獲得しようとしない)。
オランダ:
「オランダでは集中治療室から出た患者約1200人のほぼ全員の肺に何らかのダメージが残った。その一方で、集中治療を受けなかった入院患者約6000人の約半分には、今後数年間で何らかの症状が出る可能性があると現地メディア「NLタイムス」が報じている。インタビューに応じた現地医師によると「重症化しなかった患者にも後遺症は起こりうるので、回復後に息切れがしたり、運動量の落ちた人は肺の専門医に相談した方がいい」という。」
イタリア:これは5月以降は世界の常識である。
「《新型コロナの回復者3割に呼吸疾患などの後遺症が生じる恐れがある》
 5月末、イタリアの呼吸器学会が衝撃的な発表を行った。回復した感染者の調査や、同じコロナウイルス感染症であるSARSなどのデータから、新型コロナが肺に完治し難いほどのダメージを与える可能性があることがわかったという。少なくとも6か月は、肺にリスクのある状態が続く恐れが高いそうだ。」
・後遺症の基本:
「新型コロナの後遺症として、まず考えられるのは肺への影響です。体内に侵入したウイルスは肺にたまり、肺炎など呼吸器系の疾患を引き起こします。その影響で肺が萎縮して肺組織が硬くなると、充分な酸素を得ることが難しくなる『肺線維症』を発症し、回復したのちも息切れが続く可能性がある。特に長期間、集中治療を受けていた患者ほど後遺症のリスクが高まるとされます」(医療ジャーナリスト)」
・無症状者:
「「無症状」の患者にも後遺症があるとの指摘がある。
 前述の通り、新型コロナの8割は軽症か無症状であり、多くの人は、自分が感染したことに気づかず回復する。最近、医療現場では無症状回復者に関連する、ある「異変」がしばしば確認されているという。漢方内科と耳鼻科感染症が専門で、新中野耳鼻咽喉科クリニック院長の陣内賢さんが指摘する。
「現在、クリニックで150人ほどの疑い例を診察しました。微熱や倦怠感、胸の痛み、息苦しさなど多彩な症状が1か月以上続いていると訴える患者さんが目立っています。確証はありませんが、そうした患者は新型コロナに感染したのに無症状のうちに回復しており、その後遺症としてさまざまな症状が出ていると考えられます」」
・無症状でも、サイトカインストーム類似の後遺症が出る。
「ポイントは、無症状の感染においてもサイトカインストームが生じる可能性があることです。患者さんらは“内科で検査したがコロナではなく心因性と言われた”と一様に口にしますが、実際には無症状で回復したものの、サイトカインストームが収まらずに症状が出たと推測できる例が少なからずあります。」
NHK:
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200702/k10012492951000.html
その他:
https://news.yahoo.co.jp/articles/327062ec7cd6e5d3742d18b316ab072a78a5c0d5?
【写真】<<<>>>
放射能の内部被曝に匹敵する症状(押しつぶされそうな倦怠感→ぶらぶら病相当)が出る。

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参照:https://www.facebook.com/kitagawa.takashi/posts/3171998409560409

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