アメリカ人の3人に1人が「5年以内に内戦が起きる」と考えていることが代表的な世論調査で判明

リンク より

◆世論調査により浮かび上がるアメリカ人の描く未来

アメリカで起きているとされることは、ときに「ホンマに起きているのかいな」と疑う気持ちになることも多く、これはアメリカでの映像の世界だけの出来事では?と思ったりすることもあります。

そうしましたら、うちの奥さまが好きな、アメリカ在住のコラムニストの町山智浩さんの「アメリカの今を知る TV」を録画していたものを見せてくれまして、そこで町山さんが「 CHAZ を取材していた」のでした「あー、本当に CHAZ は存在していたんだあ」と思いながら、町山さんが 6月12日に撮影した CHAZ の様子を眺めていました。

リンクシアトル市キャピトル・ヒル自治区 / CHAZ を取材する町山智浩さん。Youtube

◆アメリカ人の全体の 30%以上が 5年以内に内戦が起きると考えている

先日、アメリカの著名な世論調査である「ラスムッセン・レポート」でとても興味深い結果を見ました。それは、以下リンクのようなタイトルで示されるもので、ここでは、アメリカの共和党有権者の 40%がアメリカは内戦となると考えていることがわかったというものですが、「アメリカ人の全体の 30%以上が 5年以内に内戦が起きると考えている」ことがわかったというものでした。

民主党などの有権者を加えた全有権者全体の 34%が「アメリカで 5年以内に新たな内戦が起きる」ことを想定しているようです。この数値は、かなり高いものですが、今のアメリカに暮らしていると「そのような気配」を強く感じるということなのでしょうかね。そのラスムッセン・レポートの世論調査の報告記事は、以下のようなものです。

●アメリカの共和党有権者の 40% が内戦の可能性を考えている
rasmussenreports.com 2020/06/15

現在、アメリカの全土で人種問題が主導する反警察抗議運動が起きているが、世論調査では、3人に 1人の有権者は、アメリカが新たな南北戦争(内戦)の瀬戸際にあると確信しているようだ。

最新のラスムッセン・レポートの全国での電話およびオンラインでの調査によると、アメリカの有権者の 34%が、今後 5年間のうちに、アメリカが第二次内戦を経験すると考えており、この中の 9%は、「内戦が起きる可能性が極めて高い」と考えていることがわかった。共和党の有権者が最もそれを考える率が高く、40%であり、民主党の有権者で内戦が発生すると考える率は 28%、どちらの主要政党にも属さない有権者では 38%だった。

全有権者の 39%は、南北戦争で戦った人々を称えるアメリカにある南軍の象徴や記念碑を撤去することが人種問題の助けになると確信していた。しかし、27%は、それに同意せず、それはむしろ人種問題を傷つけると考えている。なお、現在のアメリカでの抗議行動が、アメリカで長期的で意味のある人種価値観の変化につながると確信している黒人の人たちの率は 29%だけだった。

民主党の有権者の 64%は、南部連合のすべての痕跡を取り除くことが人種関係の助けになると考えており、この見解に同意するのは、共和党では 19%のみで、どちらの主要政党にも属さない有権者では 31%だった。

◆ロックダウンの齎したもの

アメリカはもともと銃撃が多いですが、それでも、上のどの街も、昨年までよりも今年は確実に増えているようです。今のアメリカがこれほどまでに荒れた要素はいろいろとあるとはいえ、「人種」という問題は今になって初めて浮上した問題であるわけでもなし、やはり、ロックダウンとか、失業など、そういう直接的な問題はあるようには思います。

ロックダウンといえば、それが何のために行われていたかというと、名目上は「新型コロナウイルスの感染拡大の抑制」の目的だったわけですが、以下の記事でもふれさせていただきましたが、現在のアメリカは、新型コロナウイルスの感染拡大の抑制に制御が効かない状態となっています。

世界全体として、新型コロナウイルス感染確認事例の急増は、ほとんど歯止めの効かない状況となっていますが、アメリカもすごいです。

◆歯止めが効かない状態の感染者の急激な増加

この「数日」で、アメリカで感染確認事例が急増している州は以下のようなグラフとなっていまして、このグラフで「赤いライン」で示されている部分は、最近 2週間となり、つまり、今になって感染確認事例が急増していることを示します。

パンデミックが始まって以来最大の増加が、これだけの州で起きています。ここでは 15州をピックアップしていますが、過去 2週間で「これまでで最大の増加数を記録」した州は、アメリカ全体の 22州にのぼります。

リンク月21日までの2週間で過去最大の感染者増加を記録した州 Coronavirus in the U.S.

もちろん、新たな感染確認数が減少している州も多くありますが、ここ最近に関しては、「増加した州が優性」となったせいもあり、「アメリカ全体の新たな感染確認数が再び急増」しています。6月16日に平均線を上回って以来、アメリカ全体の新たな感染者数は急増し続けており、4月に記録された 1日の感染確認数の最高値に近づいています。

リンク in the U.S.

5月のロックダウンの渦中時よりも明らかに感染確認数は増加しているのですから、これまでと同様の政府の対策方針を貫くのなら、「再びロックダウンしなければならない」ことになります。

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参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=357902

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