現在では、多数の生物に対して、放射能の影響で、遺伝子異常が発生し、世代が進むにつれ重篤になる事例(蝶(ヤマトシジミ)などの昆虫、ツバメなどの鳥類)も報告されている。人間については、チェルノブイリの実例から2.5世代までは明らかになっている。結果として、ありとあらゆる健康障害が発生し、健康な子どもの数は、減少する一方である

《放射能障害の遺伝的影響》(Genomic Instability)
これが知られざる最重要事項である。

Hermann Joseph Muller:
放射能障害の遺伝的影響など無いのだ。
という人がよくいる。
1945年ヒロシマ、ナガサキに原爆が投下された。
原爆投下側は、無条件降伏国に、色んなことを強いた。
今でこそ、平等とか、人権とか、当たり前のようにいうが、
冷静に考えれば、そんなことあるわけが無く、無理強いされても当然であることが、納得出来るだろう。
例えば、低線量の長期被曝の影響は、
陰蔽されたというより、その調査研究自体が禁止された。
明らかにあった健康影響(典型的には、ぶらぶら病と呼ばれる症候群、白血病など)は、多くが、無かったことにされた。
さて、その翌年、1946年Hermann Joseph Mullerが、放射線の遺伝的影響で、ノーベル賞を受賞した。
ハーマン・ミューラーは、放射線被曝の影響が、その被曝世代ではなく、2、3世代後に出現し、それが、10世代に渡ることを示した。さらに、その影響は、約1/5の確率で、絶滅につながる健康障害を引き起こすことを、明らかにしている。この研究者を輩出したドイツ、アメリカが、放射能に厳しいことは、よく知られている。DNAの維持が、難しくなる状況を予測したMullerは、精子バンクを提唱すらした。
但しこのことを明らかにしたのは、ショウジョウバエに対してである。ツバメや、蝶、トンボなどに関する被曝遺伝影響については、その後多数の報告がある。(チェルノブイリ、福島でも多数の観測がある。)
1946年にX線によって突然変異が誘導できること(人為突然変異)を発見し、遺伝子が物質からできていることの証拠となり、その後の分子生物学の誕生にも影響を与えた。また彼はX線照射による染色体への影響を観察し、逆位や欠失など様々な染色体異常を記載している。この過程で染色体末端の構造テロメアの定義も行った。
ショウジョウバエのオスに放射線を当てて異常が出ないかを実験していたところ、その二代目、三代目に異常が出たため、マラーは実験に基づき『放射線の害はその量に直線的に比例する』という仮説を発表し、これを受けてICRP(国際放射線防護委員会)は、放射線は有害であると訴えた。
・次のような反論がある。(ショウジョウバエだけが特殊で怖がるな)
マラーが実験を行った時代には染色体の存在は知られていたもののその細部のDNAについては研究が進んでいなかった。現在ではDNAの修復活動は人間の細胞1個では一日に百万件行われていることに対し、ショウジョウバエの精子は修復活動をしない特別なものであることが判明しているが、ICRPは現在もショウジョウバエの実験データを放射能の危険数値の基準にしている。(服部禎男 『「放射能は怖い」のウソ』 武田ランダムハウスジャパン、2011)
これこそが、大ウソであるので注意されたい。(以下とコメント欄に理由)
現在では、多数の生物に対して、放射能の影響で、遺伝子異常が発生し、世代が進むにつれ重篤になる事例(蝶(ヤマトシジミ)などの昆虫、ツバメなどの鳥類)も報告されている。人間については、チェルノブイリの実例から2.5世代までは明らかになっている。結果として、ありとあらゆる健康障害が発生し、健康な子どもの数は、減少する一方である(ウクライナ、ベラルーシの高線量地域においては、軒並み20%以下に)。DNA修復活動があるので大丈夫というのは、正しくなく、【修復ミスこそが、多様なパターンの遺伝子異常を発生させる】ことも知られている。(紹介済)
“according to Herman J Mueller every fifth person faces extinction per genertion. This is no longer the case, because of the nuclear industry. The mixture of genes from mom and dad, the reproduction can not catch up with the damage. Genetic Mutations can cause everything, asthma, diabetes, weakness in mathematics, etc… and after many generations, if the gene / person is not “extinct” it will become such a massive “disorder” that the now resulting human is so severely affected it will die or or not able to procreate. And this is the agenda for the next 10 generations.”
Shared from Chernobyl Children and Fukushima Children:
参考:【重要な基礎事項】
遺伝的影響が、逃げられてしまうのは、「確率的影響」であるから。
基本概要は以下のようである。

1.まず、何度も紹介しているが、
直接影響:物理過程⇒生物影響と、
間接影響:化学過程⇒生物影響(活性酸素経由)がある。
放射線の人体への影響は、放射線と人体を構成している物質との相互作用からはじまる、物理的、化学的、生物学的過程を経て引き起こされる。
・物理的過程:放射線と人体との相互作用により、人体を構成する物質の分子(または原子)が電離あるいは励起を起こしイオン化する。
・化学的過程:発生したイオンは細胞中の水と反応し化学的に反応性の高いラジカルや過酸化水素、イオン対などに成長する。
・生物作用:発生した高い電離作用をもつラジカル]などが、生体細胞内のデオキシリボ核酸(DNA)の化学結合を切断したり、細胞膜や細胞質内のリボソームなどを変化させる。
なお、生体細胞への影響としては、2の化学的な過程を経由せず物理的過程から直接、生物作用を起こす場合もありこれを直接作用(direct action)と呼ぶ。
これに対し、化学的過程を経て生物作用を起こす場合は間接作用(indirect action)と呼ばれる。
2.放射能の影響
一般に、細胞分裂の周期が短い細胞ほど、放射線の影響を受けやすい(骨髄にある造血細胞、小腸内壁の上皮細胞、眼の水晶体前面の上皮細胞などがこれに当たる)。逆に細胞分裂が起こりにくい骨、筋肉、神経細胞は放射線の影響を受けにくい。これをベルゴニー・トリボンドーの法則と呼ぶ。基本、若いほど影響を受け易く、胎児は最も大きな影響を受ける。
・DNAへの影響(確率的影響の発生するメカニズム)
細胞内において放射線の直接作用、間接作用が発生した場合、主に問題となるのはDNA鎖の切断(二本鎖切断、単鎖切断)である。DNAは二重の塩基情報を持つポリヌクレオチドの鎖からなっているため、単鎖切断であれば酵素のはたらきによりもう一方のDNA鎖を雛形として正確な修復が可能であるが、二本鎖切断は修正不能や修正エラーを引き起こす場合があり、細胞死や突然変異(発ガン、遺伝的影響)の原因となる。
【最重要】細胞が死ねば(大量でなければ)問題ない。
 問題は、「修復ミス」である。
修復が不可能な場合は、アポトーシス(プログラム細胞死とも呼ばれる)を起こせば問題ないが、【DNA鎖が損傷したまま細胞が生き残った場合、やはり身体的影響の発ガンまたは遺伝的影響のリスク】となる。

免疫力、抗酸化力が落ちると、修復ミスの確率がどんどん高くなると考えられる。
写真:

ハーマン・ジョーゼフ・マラー(Hermann Joseph Muller、1890年12月21日 – 1967年4月5日)はアメリカの遺伝学者。ショウジョウバエに対するX線照射の実験で人為的に突然変異を誘発できることを発見した。この業績により1946年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。精子バンクの提唱者でもある。

https://www.facebook.com/kitagawa.takashi/posts/1576551612438438

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