すべてはバランス:欠乏すれば大きな代謝障害があり、きちんと摂取すれば薬理的な作用を発揮し、他方、バランスを崩して摂り過ぎれば過剰症が出てしまいます。

私が言いたいことは、すべての栄養素にメリットもデメリットもあるからこそ、それをいかに上手に利用し、いかにコントロールし、いかにそれらを自分の味方にできるかが、重要なポイントであるということです。
デメリットだけをみて、またはメリットだけを誇張して、物事を善いか悪いかの二元論で判断することは至ってナンセンスなのです。
糖質はクリーンなエネルギーでありながらもコントロールや種類の選択を誤れば糖化の問題が起きてしまい、タンパク質は身体や酵素の材料でありながらもコントロールを誤れば窒素過多の問題(アンモニア、インドール、硫化水素など)もはらんでおり、脂質もエネルギーや細胞膜の形成そして生理活性物質でありながらもコントロールを誤れば酸化や炎症の問題があるのです。
ビタミンやミネラルも同じで、欠乏すれば大きな代謝障害があり、きちんと摂取すれば薬理的な作用を発揮し、他方、バランスを崩して摂り過ぎれば過剰症が出てしまいます。
ホルモンも神経伝達物質も同様に多すぎでもダメで、少なすぎてもダメなのです。植物栄養素のフィトケミカルやポリフェノールも同じであり、食物繊維も腸内細菌叢も同じです。否定したり、賛美しすぎたりするものではなく、いかに味方にしていくか、いかに自分にとって有益にしていくかという視点が大切です。ファスティングも同じくです。
日々、情報は更新される時代となりました。情報はピンからキリまであります。大切なことは情報に惑わされず、メリットデメリットを踏まえて、大きな視点で総括し、上手に利用していくことです。
この考えは後にも先にも変わることはありません。
https://www.facebook.com/nobunaga.yoshitomi/posts/817863801727323

シェアする

フォローする