女子プロレスラー木村花さん、誹謗中傷問題・・・ゆがんだ正義をタテにして、いじめを繰り広げる炎上や中傷は、これからも絶えない。

ゆがんだ正義
私は存じ上げませんでしたが、木村花さんという女子プロレスラーが、インターネット上で誹謗中傷を受けたことが原因で命を絶ったことを聞きました。。まずは心よりご冥福をお祈り申し上げます。
世界にも駆け巡ったこの悲しいニュースは、現在のSNSの悪い面を映し出した社会的問題を象徴しているように思えます。
さて、私も、YouTube動画で、日々、中傷やくだらないコメントを浴びています。こういうのに比較的強い私でさえ、毎日大量にネガティブな言葉を浴びると、さすがに、気落ちします。
しかし、人はよくこう言います。
「誹謗中傷コメントやアンチコメントは、有名になったり、多くの人が見ている証拠だからむしろ喜ぶべきだ」、「アンチコメントは無視してあまり気にしない方がいい」など。
これは励ましの意味で言われたと思うのですが、少し譲って、1つや2つくらいならわかります。しかし、毎日数十から百近い、アンチコメントがあると、さすがに傷つきます。
つまり、有名だからアンチコメントあって当たり前という概念そのものが、もう既におかしいのです。
Facebookでは実名が基本なので、嫌がらせコメントは少ない方ですが、YouTubeやTwitterは匿名社会なので、異常なまでの中傷コメントが時折見受けられます。
人は、正体がバレずに、匿名になると、狂暴化することがあります。知り合いのレストランにお客として行ったときには良い顔をしますが、知り合いのいないファミレス等に行ったときには威張る人がいるように。
今回の木村花さんの件は、どうやら番組の中で取った態度に対して炎上が起きたそうですが、非難を超えた、誹謗中傷コメントが鳴りやまなかったそうです。
こういう悪質なコメントを書く人は、「なにか原因があってはじめて書く」というよりは、「そもそも書きたくて、そのきっかけを探している」ものです。
よって、炎上ネタがあれば、ここぞとばかりに、それに飛び付き、「自分は正しい立場からものを言っている」という自身への言い訳をもとにして、ゆがんだ正義感の中から吐き出しているのです。
このような他人に対する敵意が強い人は、自分の中に何か劣等感があったり、自己肯定感が薄いことが多いそうです。
特に、ここ日本では、目立った「個性」を嫌います。個性を踏みつぶす傾向にあります。
YouTubeでのバッド・ボタンや、アンチコメント数は、世界に比べても、日本は多いということを聞いたことがあります。悲しいことに、日本人はいじめが好きな人種なのかもしれません。。もちろん、一部の人だけなのでしょうが、そういう人が比較的多いように感じます。
正義感をタテにして、いじめを繰り広げる炎上や中傷は、残念ながら、これからも絶えないでしょう。
いま一度、「許す」社会、や「罪を憎んで人を憎まず」な社会に、政治のチカラを借りずに、このSNSから実現できるよう、願うばかりです。
これは他人事ではなく、明日は我が身です。私だって人間ですから、社会の中でミスをするかもしれません。その時は、許してくれるのでしょうか?

ーーーーーー

参照:https://www.facebook.com/nobunaga.yoshitomi/posts/1474989276014769

シェアする

フォローする