プールでも感染予防」です。多くの子どもたちが通う長野市のスイミングスクールが営業を再開。コーチは手作りの「水中マスク」を用意するなど感染予防に努めています。
長野市の「ながでんスイミングスクール」。16日、およそ1ヵ月ぶりに子どもたちの姿が戻りました。
生徒:
「今までお休みだったから、きょうきた。泳いだほうが楽しかった」
「楽しかった。また来たい」子どもたちが元気に泳ぐいつもの光景。でも、コーチをよく見ると、口元に透明のマスクが。一体、これは…?
ながでんウェルネス・河原田信彦取締役:
「コーチがつけて指導できる『水中のマスク』。どうしても普通のマスクだと、水の中に入るとくっついてしまう」「ながでんスイミングスクール」は、休業要請が出る前の先月15日から自主休業。再開までの間、自宅でできる練習方法などの映像を配信してきました。
再開にあたっては、付き添いの保護者の見学を見合わせ、ロッカールームも間隔を空けるなどの対策を講じることにしました。思案したのは指導中の感染予防です。
ながでんウェルネス・河原田信彦取締役:
「子どもたちと顔が接近するコーチの飛沫感染というリスクを考えると、何かいい手はないかと。いろいろ試行錯誤して、100円ショップで全部そろえた」マスクは手作り。プラスチック製の透明のケースを曲げて耳にかけられるようにしてあります。
水中でもテスト。
水中テスト:
「できるね、できてるじゃん」長野、須坂、中野の合わせて4つの施設のコーチやインストラクターおよそ100人がマスクを着けて指導しています。
コーチ:
「思ったよりも呼吸しやすくて、とても使える。しっかり声も出せますし、私の表情も子どもに伝わるのでよかった」保護者:
「マスクを透明なものにしていると確認して、安全だということで来た。やっと子どもたちが来られると喜んで、きのうから楽しみにしていた」この日、泳ぎに来た子どもたちは通常の6割ほどにとどまりましたが、スクールでは今後も感染対策に努めにぎやかな本来の姿を取り戻したい考えです。
ながでんウェルネス・河原田信彦取締役:
「一度離れてしまった子どもたちも、状況を見ながら帰ってきてほしいというのもあるし、引く続きコロナがなくなったわけではないので、それに備えていつでも対応できるような形で来ていただきたい」