政府コロナ対応、評価せず57% 感染拡大で生活に不安84%

共同通信社が8~10日に実施した全国電話世論調査によると、新型コロナウイルスへの政府対応を「評価しない」との回答が57.5%になった。「評価する」は34.1%。感染拡大で生活に「不安を感じている」「ある程度不安を感じている」は計84.4%。安倍内閣の支持率は41.7%で、40.4%だった前回4月調査からほぼ横ばいだった。内閣の不支持率は43.0%で支持を上回った。

 政府対応は、3月中旬の調査で「評価する」48.3%、「評価しない」44.3%。評価しない割合が増えたのは、1人当たり10万円給付を巡る迷走や、批判が強い全世帯2枚の布マスク配布などの影響とみられる。

 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の延長に伴い、現金を追加支給する是非を尋ねると「さらに支給すべきだ」が60.8%で、「必要はない」は33.4%にとどまった。

 学校の休校長期化を受けて浮上した9月入学制を巡り「賛成」は33.3%、「反対」19.5%で、「どちらとも言えない」が46.3%に上った。

 感染拡大を防ぐため政府の専門家会議が提言した、マスク着用や人と人の距離確保などの「新しい生活様式」に関し「全面的に」「ある程度は」採り入れたいとした回答は計86.0%。「あまり採り入れたくない」「全く採り入れたくない」は計12.6%だった。

 緊急事態宣言を今月31日まで延長した対応については「妥当だ」が67.3%を占めた。「期間が長過ぎる」13.8%、「短過ぎる」10.8%、「延長すべきでなかった」2.6%と続いた。延長の対象を全都道府県とした判断も「妥当だ」は71.9%で「地域を限定すべきだった」の26.0%を引き離した。

 次の首相にふさわしい人では、安倍晋三首相が15.5%で、石破茂自民党元幹事長は12.7%。前回調査からトップが入れ替わった。

 政党支持率は、日本維新の会が大きく伸ばし、野党で首位となった。自民党35.1%、立憲民主党6.9%、国民民主党1.2%、公明党5.3%、共産党3.2%、維新8.7%、社民0.7%、NHKから国民を守る党0.2%、れいわ新選組1.5%。「支持する政党はない」とした無党派層は35.5%だった。

参照:https://www.47news.jp/news/4797317.html?fbclid=IwAR2MYRATJdCKn3e9bMKnX_MQr58UNoZfyiKep1ZPuynXkqh6RW4H7G88GN8

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