世界でたった3カ国の「ロックダウンも外出の自粛も店舗の閉鎖もしなかった国」スウェーデン、ベラルーシ、カンボジアの新型コロナウイルスに対しての「勝利」が明確に

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■世界で「何もしなかった」たった3つの国は今
この 3月前後から、新型コロナウイルスの対策として、多くの国と地域が、様々な対策を取り、それは多くは現在も続いています。
対策は、大きくわけて、
・地域的な行動制限
・全国的な行動制限
・地域の都市封鎖(地域的ロックダウン)
・全国封鎖(国家的ロックダウン)
などとなり、ここに店舗の閉鎖、学校の休校、イベントの自粛などが加わります。
これについては、英 BBC の報道を見ますと、主要国については、ほとんどの国が何らかの対策を実施し、特に「全国封鎖」を実施している国や地域は、数えてみますと「 52カ国」に上っていました。
他も、ほとんどの国が地域封鎖や移動の制限を行っていますが、その中で、
「何もしていない国」
がほんの少しあります。

■孤立と社会的距離が拡大することの影響を述べた医学論文
・社会的つながりやコミュニティとの接点を失うことで死亡率が50%上昇していた(アメリカ国立医学図書館)
・孤独と孤立は、認知症の発生率を50%上昇させる (medium.com)
・孤独と孤立は、脳卒中を 32%増加させる (medium.com)
・孤独と孤立は、ガンの罹患率を 25%上昇させる (medium.com)
・社会的つながりを持たないほど、風邪を含む感染症にかかりやすい (アメリカ国立医学図書館)
・高齢者の孤立は、糖尿病を極端に悪化させる (アメリカ国立医学図書館)
・社会的孤立は、他の疾患の死亡リスクに匹敵する重要な致死要因 (アメリカ国立医学図書館)
これらの医学論文が語る数値から見ると、ものすごく単純な原則として、
「人は孤独のほうが死にやすい」
のです。
特に現在は、日本を初めとして、一人暮らしの高齢者が多くなっていますが、高齢者こそ孤立させると死亡率が飛び抜けて上昇する傾向があります。
今、ロックダウンや外出自粛を要請するような対策をおこなっているあらゆる国と地域は、言葉は厳しいですが、「国民を殺しているだけ」だと思います。
日本もそうです。
日本は強制的なロックダウンではないですが、マスコミと共に「自粛の強制」をおこなっているわけで、いつも楽しみにしている散歩もできないご老人たちの死亡率がそろそろ急激に上昇する時期に来ていると思われます。
当局者はそういう現実はガン無視していくのでしょうけれど、ご自分たちが、どれだけ残酷な施政を実施しているかを、今後滅亡していく日本社会の中で、一生をかけて考えてほしいと思います。

■ロックダウンという悲劇
話を戻しますと、欧米の主要国の中で、唯一「比較的何もしないでやってきたスウェーデン」の勝利の日は近づいているようで、以下のように報じられていました。

■スウェーデン、集団免疫に見通し 首都で数週間以内に獲得と疫学者
東京新聞 2020/04/29
新型コロナウイルス感染で都市封鎖などをしない独自の対策を進めるスウェーデン政府の感染対策リーダーが、同国首都では今後数週間以内に「集団免疫」を獲得できる、との見通しを示した。
疫学者アンデシュ・テグネル氏が28日の米紙USAトゥデーのインタビューで語った。同国は自主的に市民に社会的距離を促す一方、商店営業などを容認。経済への影響が比較的少ないと注目されているが、近隣国に比べ死者の割合も高いため批判も根強い。
テグネル氏は、ストックホルムでは既に25%が感染して免疫を獲得したとの見解を表明した。

なお、世界の中でも、国民が最もつらい状態にあるのが、世界で最初にロックダウンを始めて以来、「新型コロナウイルスの死亡率が世界一」となっているベルギーです。
ベルギーの 4月29日の感染者数は 4万7000人ほどですが、100万人あたりの死亡数が 633人となっていて、死者の多いスペインやイタリアよりかなり高く、スウェーデンの 3倍ほどあります。ベルギーの死亡率が高い原因は「長く厳格なロックダウンをしている」からです。他の国との比較の数値を見ても間違いありません。
ベルギーは最も早くロックダウンを開始した国のひとつで、3月11日に開始されていますが、4月中に「予定の期間を二度も延期」しています。以下は 4月15日の報道です。
ベルギーのロックダウンが再延長決定。5月3日まで
ベルギーのコロナ対策が、大方の予想通り5月3日まで延長することが国家安全保障会議で決定された。
4月15日現在、ベルギー国内におけるコロナ関連死は4440人という数にのぼっている。病院の入院患者数と集中治療室の患者数の推移を見ると、ピークを迎え、プラトー状態に入ったのが明確に分かる。(aoitori.be)
ベルギーの方々には、同情を禁じ得ないですが、ベルギーのグラフを見ますと、「ロックダウンの際の感染拡大の特徴」が明確にあらわれていまして、それは、
「ロックダウンと同時に感染拡大と死亡者数が急激に増加する」
という特徴です。
これらのアフリカの国の場合、統計が正確かどうかわからないところがありますが、いずれにしましても、このような数値ですので、このアフリカの国々の 100万人あたりの死者数は「限りなくゼロ」です。
アメリカやヨーロッパなどのメディアの一部は、スウェーデンやベラルーシの「何もしない」政策について、「異常だ」と述べることがあります。
しかし、先ほどのデータを見れば、
「どちらが異常か」
は明らかです。
目を覚ましなさい。

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=356278

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