配達員10万人が…アベノマスクでクラスター発生の本末転倒

郵便局員の新型コロナウイルス感染が止まらない。感染者は全国14都道府県20郵便局に及び、その数は30人に上る。5人が感染して閉鎖に追い込まれた郵便局もあり、集配業務が停止している地域では配達に遅れが出ている。

 その郵便局員たちが今月17日以来、全国各地で配達を続けているのがアベノマスクだ。1世帯当たり2枚、全戸に合計1億3000万枚を配っている。マンパワーを投入し、10万人超の配達員たちがマスクの到着を待つ家庭を一軒一軒回り、郵便受けに投函している。

「特措法が定める指定公共機関として物流業務を継続する必要があり、基本的には政府、自治体の指示に従うこととしております。窓口業務を含め、できる限りお客さまに影響の少ない形で業務運行していますから、郵便局員は休むわけにはいきません」(日本郵便広報部)

 感染防止のため、対面せずに配達しているというが、集配業務の際、ポストに投函された郵便物やそれを入れる集配袋、局内で郵便物を保管するプラスチックケースなどにウイルスが付着していないとは限らない。さらに、アベノマスク配達のために通常より仕事が増えることから、郵便局内が密になり、今後、クラスターが発生する危険もある。

参照:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/272324?fbclid=IwAR26xCuMHPZXnuJuD4WwnXO77mrK4EybCe1epc1dZbmCTaB1sYGKGuMilEo

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