バージニア州の少年院で囚人276人を対象に行われた興味深い研究がある。砂糖の摂取を減らしたグループと、普通食のグループと、それぞれの行動変化を比べるというものだ。この実験を行ったシュテフェン・ショーエンセーラー博士によると、砂糖の摂取を減らしたグループは普通食のグループに比べて、反社会的行動が46%低下した。特に暴行が82%、盗みは77%減と激減した。この結果を受けてワシントンなど12の少年院、計8000人における同様の大規模調査が行われ、この調査でも反社会的行動は47%減という結果が出た。彼らに対する栄養学的研究では、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などの不足が目立った。