検査人数が増えれば感染者数も増える、
しかし死亡者数はそれに比例しない
東京の1日の感染者数(公表)がついに100人を超えた。僕の周りもヒステリックに「政府は早く非常事態宣言しろよ」とか「小池都知事は早く都市封鎖をしろよ」と言う人が多くなってきた。
東京や大阪の感染者数が増えた理由は、検査人数が増えたから。実は現在の東京や大阪の感染状況はどうなっているか判らない。検査数があまりにも少ないから、統計学的に成立していないので判断不能。この辺は世界の各国は十分理解していて、日本政府、東京都知事、大阪府知事を批判している。アメリカ政府はついに堪忍袋の緒がきれて、日本に滞在するアメリカ人に帰国要請をはじめた。
https://jp.usembassy.gov/health-alert-us-embassy-tokyo-april3-2020/
https://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3948022.htm
検査数が増えれば感染者数も増える。世界ではそのような相関図はオープンにされているが、日本のマスコミはまるで報道しない。100万人の人口に対する検査数の相関図から判断すると、ドイツ、イタリア、韓国の3ヵ国は統計に耐えられる検査数をしているが、他の国は検査数が足りない。この相関図にはないがUAE、ノルウェー、スイス、香港、オーストリア、オーストラリア、イスラエルも十分な検査をしている。世界一の感染者数を出しているアメリカもまだ検査数は少ない。だからまだまだ感染者数は増える。日本は論外だから当然増えるのだけど、増え方は検査の仕方に依存する。だから実際の感染状況は反映されていない。それが統計学である。
最も重要なのは死亡者数。死亡者数は各国政府の実力をダイレクトに反映している。相関図で統計学的に成立している三カ国の死亡者数を見てみると
ドイツ 1,400人(人口100万人に対し 17人)
イタリア 15,000人(人口100万人に対し 254人)
韓国 177人(人口100万人に対し 3人)
である。圧倒的に韓国が優秀なことがわかる。100万人に3人しか亡くなっていない。これが世界で韓国が賞賛されている理由である。この他の統計学的に成立している国の死亡者数は、
UAE 10人(人口100万人に対し 1人)検査数22万
ノルウェー 62人(人口100万人に対し 11人)検査数10万
スイス 666人(人口100万人に対し 77人)検査数15万
香港 4人(人口100万人に対し 0.5人)検査数9万
オーストリア 186人(人口100万人に対し 11人)検査数10万
オーストラリア 34人(人口100万人に対し 1人)検査数19万
イスラエル 45人(人口100万人に対し 5人)検査数9万
香港やオーストラリア、UAEは、韓国よりも100万人に対する死亡者が少ない。中国に隣接する香港政府のパフォーマンスは驚異的である。日本の人口1億2600万人に置き換えると死亡者63人に抑えこんでいることになる。
世界が今一番やらなければならないことは、死亡者数を減らすこと。そのためには当然医療体制がキーになってくるけれど、それぞれの国の事情に合わせて、出来ることと出来ないことがある。それを政府が分析して施策を決めることになる。だから、他の国がやっていることをそのまま単純には真似が出来ない。日本は世界が全く理解出来ない方向に進んでいることは確かである。現在日本の累計死亡者数は85人。ちなみに東京ではインフルエンザで毎週100人が死亡している。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/2112-idsc/jinsoku/1852-flu-jinsoku-7.html
これから毎日毎日いろんな情報がまだまだ出てくると思うけれど、そんなわけで感染者数に一喜一憂しないで、死亡者数に注目しながら、テレビに心をかき乱されることなく、自分は免疫力をUPさせることに集中しましょうね。
WONDER EYES
https://wonder-eyes.co.jp/wp/参照：https://www.facebook.com/wonder.otsuka/posts/10217691774905765
