カルシウムだけ考えても意味がない、カルシウムとマグネシウムの関係について

ミネラル
カルシウムとマグネシウムに着目するという発想はあまり日本人は持っていないが、これは向精神薬を抜くときも、精神を安定させる時もミネラルは必須事項である。よくカルマグカルマグというのだが、これらが果たす役割は思った以上に大きい。昔の栄養学ではこれらは2:1で摂取するのがよいとされていたが、最近の研究では1:1のほうがよいという風にされている。そのうち逆転して1:2になるかもしれない。
血液中のカルシウム濃度というのは基本的に一定に保たれている。これらは筋肉に関与したり情報の伝達に関与したり血液の酸性アルカリ性に関与したりする。カルシウムに関して骨が最も重要な要素を占めていること自体は、さすがに異論はなかろう。人体内にカルシウム不均衡が起こると、いろんな症状が出るとされている。
そしてマグネシウムはそのカルシムをコントロールする役割を果たす貴重な存在である。もちろんそれだけが仕事ではないのだが、最も重要なマグネシウムの役割はカルシウムのコントロールにあるといってよい。マグネシウムは非常に欠乏しやすい物質で、ほとんどの人間が欠乏していることに気付いていない。しかもそれは深刻な病気を引き起こすこともありうる。
カルマグの不均衡や欠乏によりてんかんになりやすいことは、現代医学でもわかっている。認知症の重要ファクターであることも分かっている。ALSの患者はすべてマグネシウムが低かったとするデータも存在する。もちろんこれを補充したらすべて良くなるかというとそうでもないが、医学においてひとつの根拠があるということだ。カルマグを食品でとるときには私は天然のにがりをうまく使うことを推奨している。
シリカというのは二酸化ケイ素もしくはそこから誘導される物質の総称だが、なかなか人々には知られていないようである。カルシウムやマグネシウムと密接な関係があり、シリカはコラーゲンを束ねて結合組織を増強し、コラーゲンの再生を促す。毛髪やつめにも豊富に含まれておりアンチエイジングにも役立つ。また歯のエナメル質を固くすることで虫歯を予防する効果もある。
シリカはコレステロールが血管に付着することを防ぎ、動脈硬化を予防する効果もあるとされる。まだまだ解明されていない部分もあるようだ。シリカは昆布やハマグリ、ゴマ、パセリ、玄米、大豆などに多く含まれている。サプリも売られているがやはり自然物からとったほうが、他の意味でも都合いいことは間違いなかろう。

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