病院に人が殺到しコロナ検査しまくって医療崩壊したイタリアの医師「全ての日常的な医療活動を停止し、現在、外傷や脳卒中などの他の全ての急患を処理していません。」

新型コロナ「人工呼吸器が足りない」「助けられない命に涙」医療崩壊に瀕するイタリアの医師の悲痛な叫び

新型コロナウイルスの流行で感染者1万149人、死者631人に達し、10日から全国的に個人の移動制限を発動したイタリアが悲鳴を上げています。新型コロナウイルスによる肺炎の重症・重篤患者に必要な人工呼吸器が圧倒的に不足しているからです。

イタリア北部ミラノ近郊ベルガモにある病院の集中治療室(ICU)で働くダニエル・マッキーニ医師。フェイスブックで自らの経験を共有し、大きな反響を呼んでいます。マッキーニ医師は心肺蘇生法を担当しています。

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「インフルエンザウイルスは5カ月でピークに達しますが、新型コロナウイルスは1~2カ月しかかかりません。仮に2カ月としてもICUでの治療が必要な人が約30万人発生すると想定されます。ICUのベッド数は4000人分しかないのです。無駄な理由で緊急救命室に来ないで下さい」

「すでに気管挿管されてICUに行く人。他の人は手遅れです。全ての人工呼吸器は黄金のようになります。現在、緊急でない活動を中断している手術室はICUになります」

「スタッフは疲れ果てています。すでに疲れ果てているにもかかわらず、私がこれまで見たこともない疲労の色を皆、顔に浮かべています。私は私たち全員の連帯を知りました。内科医の同僚に駆け寄って“今あなたのために何ができるのか”と皆、声をかけるのです」

「ベッドを移動して患者を移す医師、看護師の代わりに治療を行う医師。全員を救うことができないので目に涙を浮かべている看護師、そして複数の患者の重要なパラメーターからすでに決められた運命が分かるのです」

「もう余分のシフトや時間はありません。社会生活は中断されています。家族に感染することを恐れて家族と会うこともありません。プロトコルを守っているにもかかわらず、私たちの同僚の何人かは感染しています」

「感染した同僚の中には家族も感染しており、一部の家族はすでに生死を彷徨(さまよ)っています。だから忍耐強くあってほしい。劇場、博物館、ジムに行ってはならないのです。あなたが絶命させてしまう恐れのあるお年寄りを守るために少しだけ我慢して下さい」

「全ての日常的な医療活動を停止し、現在、外傷や脳卒中などの他の全ての急患を処理していません。深刻な呼吸障害を起こしている患者が数百人もいて、その多くはリザーバー(付き酸素)マスクを使うことができません」

「65歳以上の患者、基礎疾患のある若者でさえ診察を受けていません。人工呼吸器を着けていないのではなく、診察すら受けてられていないのです。スタッフはできる限り働いていますが、病気になり始め、感情的に圧倒されています」

ミラノの地元紙イル・ジョルナーレも「私たちは全ての患者に気管挿管できない。60歳以上の患者への気管挿管はできない」という医療現場の悲痛な声を伝えています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200311-00167272/

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参照:http://hamusoku.com/archives/10201422.html

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