WHOが砂糖新指針・・・炭酸飲料1缶でも1日の許容量を超える

【WHOが砂糖新指針…炭酸飲料1缶でも超える】
 世界保健機関(WHO)は2016年3月の4日、成人が1日に取る砂糖をティースプーン6杯分の25グラム程度に抑えることを奨励する砂糖摂取の新指針を発表した。
 砂糖の取りすぎを抑えることで、肥満や虫歯を防ぎ、慢性疾患の予防にもつなげることが狙い。2015年3月に示した指針案を正式決定した。
 これまでWHOは、食物から取り込む熱量(カロリー)のうち砂糖の割合を10%以下にする目標を掲げてきたが、新指針は5%以下にすることを求めた。これにより成人にとっての適量は、従来の50グラム程度以下から半分に減る。
 たとえば炭酸飲料1缶(350ミリ・リットル)には砂糖が約40グラム含まれ、軽く超える。WHOはケチャップなど加工食品に含まれる砂糖の量にも注意が必要だと強調している。
WHOはこれまで、食物から取り込む総摂取カロリーのうち、糖類の割合を10%未満にする目標を掲げていた。今回発表された新指針はこの目標をさらに厳しくしており、糖類によるカロリーは一日の総摂取カロリーの5%未満にすべきだと提唱。この数値は、平均的な成人でおよそ25g(ティースプーン6杯分に相当する)になるという。
WHOのディレクターであるフランチェスコ・ブランカ博士は、「私たちは、糖類によるカロリーが一日の総摂取カロリーの10%未満という生活を続ければ、肥満や虫歯などのリスクが減るという確固たるエビデンスを持っている」と話す。
一方でWHOは、我々は加工食品から「見えない形」で糖類を摂取しているケースが多いことも指摘。WHOによると、テーブルスプーン1杯のケチャップには約4gの糖類が、1本の炭酸飲料缶には約40gの糖類が含まれている。計算上では、炭酸飲料1本を飲むと、一日の推奨糖類摂取量を簡単にオーバーしてしまうことになる。

参照:https://www.facebook.com/y.kai1/posts/3050631111648443

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