南極の氷の下で「現代物理学が通用しない」謎の素粒子を検知! ~現代物理学の終焉~

ビックバン宇宙論続き、宇宙の「標準モデル」が通用しない現象が多数続出中とのこと。
これにて、現代物理学は終わりを迎えることになる

以下、リンクより引用。

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今現在、人類の英知が詰め込まれたサイエンス最前線に重大な危機が訪れているという。物理学者たちが長い年月をかけて微に入り細に入り検証を重ねて構築してきた素粒子物理学の基本的枠組みである「標準モデル」に残念ながら“死亡宣告”が言い渡されているのだ。

■南極で謎の超高エネルギー素粒子を3回検知

2012年、スイス・ジュネーブ郊外の欧州合同原子核研究機構(CERN)にある世界最大の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を用いた実験で、積年の悲願であった“ヒッグス粒子”の存在が確認され、1970年代半ばに完成した素粒子物理学の理論的枠組みである「標準モデル(Standard Model)」の正しさが一度は証明された。

しかしそれから10年も待たずに今日、その地位は致命的なまでに失墜することになった。標準モデルでは説明できない案件がこの短い期間に相次いで浮上してきたのだ。

栄光の座から一転して満身創痍で“瀕死”の標準モデルなのだが、“とどめの一撃”がなんと南極大陸から先日もたらされた。南極大陸のニュートリノ観測施設で、標準モデルではまったく説明できない超高エネルギー素粒子(ultra-high-energy particle)が3回検知されていたのである。

スイス・ジュネーブ大学の物理学者であるアナスタシア・バルバノ氏をはじめとする研究チームが2020年1月に「arXiv.org」で発表した研究では、南極のニュートリノ研究施設「南極衝撃過渡アンテナ(Antarctic Impulsive Transient Antenna、ANITA)」において2016年からミステリアスな超高エネルギー素粒子を3回検知していたことを報告している。

それは宇宙から降り注いでくる超高エネルギーのニュートリノであるようにも思えたのだが、それは標準モデルの理解ではあり得なかったのだ。なぜなら低エネルギーのニュートリノは地球を簡単に透過できるのだが、超高エネルギーのニュートリノは現在の物理学の理解では、それはできないはずであるからだ。

■標準モデルはどこから見ても機能しない

南極で検知されたこの謎の超高エネルギー素粒子を説明できる可能性は残されているのか。1つの可能性として考えられるのは、宇宙加速器(cosmic accelerator)が存在し働いているという仮定である。銀河の中心にある恒星のような大きくて猛烈な宇宙の天体は、ニュートリノや他の粒子を我々の惑星に届けるのに十分な速さで加速させているとする説明である。

今回の論文共著者でもあるバルバノ氏によると、謎の粒子は宇宙加速器から来ているか、地球上の未知のソースから来ているかのどちらかであるという。しかし、問題は、南極大陸に目がけて撃ち込まれたニュートリノを含む大きな“クラスター爆弾”であるとすれば、超高エネルギーのニュートリノだけしか検知されないのは不自然である点だ。ニュートリノと一緒に他の粒子などが全体的に検知されるべきであるが、ほかには何も検知されていないのだ。

研究チームは過去7年間のデータを分析し、南極で検出されたミステリアスなこの素粒子の衝突角度と長さに一致する宇宙加速器のソースを見つけようと試みた。しかしこれらのパラメータに一致する潜在的な宇宙加速器を特定することはできなかったのである。

それでも宇宙加速器による説明はまだ完全に除外されているわけではないのだが、その可能性はきわめて制約されたものにはなっている。現在、研究者が持っているデータはごく限られたものでしかない。

宇宙加速器のほかにも謎の素粒子について説明できる仮説はないこともないのだが、いずれもこれまでの定説から大きく逸脱した“革命的”なものであり、しかもそれらのどの革命的な説明が正しいのかは全くわからないということだ。そして研究チームのバルバノ氏も実際のところは“お手上げ”状態であるという。

「私たちが一般の人々に伝えたいメッセージは、標準モデルの天体物理学的説明は、どこから見ても機能しないということです」(バルバノ氏)

バルバノ氏によれば、もはや次世代型の高性能のニュートリノ検出器が実用化されるまでは研究の進めようがないということだ。標準モデルに立脚したニュートリノの研究は完全に行き詰ってしまったということかもしれない。ひょっとすると我々の世界認識の劇的な“パラダイムチェンジ”が、もうすぐそこまで迫っているのだろうか。

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=353901

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