人の病気が治らない=社会がよくならない 

人の病気が治らない=社会がよくならない
 
わかっててもうまくいかないというのは自覚じゃない。
 
以前からちょこちょこ書いていますが、実はこれは同じことです。
○○病なんですがどうすればいいですか?とか○○飲んでるけどどうすればいいですか?とか、医者に○○言われてるけどどうすればいいですか?とかと、日本の政治は終わってるけどどうすればいいか?とか、日本の食糧事情や買うものがないけどどうすればいいか?とか、政治家がやる気がなく醜いのはどうすればいいか?とか、結局同じ質問でしかありません。
 
ここに横たわる問題は単に依存症だとかそういう問題でさえありません。
知識がないとかそういう問題でもありません。
因果関係を考えるとかそういう問題でもありません。
行動をしないとかそういう問題でさえありません。
もちろんそれらは重要ですがそれよりも現代の日本人に欠けており、現代の患者たちに欠けており、しかも100%全員に欠けているものはもっと手前にあります。
それは一言でいうと自覚です。
 
しかし自覚という言葉を使うとまた人は勘違いしてしまいます。
「いや、私は日本の危機を把握している」とか、「日本のために頑張っていくと強く思っている」とかいいますが、それは必要な自覚ではなくもっというと自覚ゼロです。
しかしネットをみて何かを書いていると、自分は自覚していると錯覚してしまっています。
これは医療の闇やクスリの問題を知りながら、結局病院にはかかっているとか、飲まないようにしたいと質問してくる自覚なしな人と同じです。
 
自覚とはなんなのか、それは人々が「自分は嘘をついている」という自覚がないことです。
いや、私は噓なんてついていないとまた人々は嘘をつきます。
もっというと自分が嘘をついているという自覚がありません。
表面的には情報を調べ現状の危機を認識しているふりをして、自覚したふりをしますが自分も社会も何も結果が伴っていることを、あえて無視している自分に目を向けないことこそ自覚の欠如です。
 
あなたがもし真の意味で危機感を自覚していれば、きっと今の仕事などやめてしまうくらいに行動するでしょう。
真の意味で「社会を守るために行動しているとうそぶく自分」に気付けた人は、恥ずかしくて休みを取ることさえできなくなるでしょう。
自覚と行動と結果が重要とあなたが真に気付いていれば、自分たちが嘘つきでなくなるのは日本がよくなった時だけだと気付くことでしょう。
しかしネット住民は自分の正義に現在は酔いしれているだけのようです。
人間が真に行動すれば結果は100%です。
 
これは様々な反体制運動にも共通することです。
それらのすべては現状で全く成功していない、ということを受け入れている人を見かけることはほとんどありません。
我々は常に失敗しており何も言う資格がないくらいに負け続けています。
経過がどうとか一歩ずつとかそんな言葉など本質的に必要ないものです。
FBのウォールにはいろんな社会問題の記事であふれていますが、社会が何一つ変わっていないのは、私たちの自覚がまだまったくないからなのです。

参照:https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/2772635972820138

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