私たちの身体は自分自身はたったの10%、残りの90%は他の微生物で出来ていました!⇒【生命体は、個的な存在ではなく、集団=共生で存在している】

■強健ラボ リンク
 健康は微生物との共存、マイクロバイオームの世界 リンク
 より引用です。

★【生命体は、個的な存在ではなく、集団=共生で存在している】
 個人という近代観念、生命の機械論や唯物論の欺瞞性がこの事実だけで架空観念であることが分かります。

~引用開始
■私たちの身体は自分自身はたったの10%、残りの90%は他の微生物で出来ていました!

私たち人間には身体を作っている沢山の細胞があるのは既にご存知だと思います・・が、
実は、私たち自身の細胞1個につき、便乗する他の生き物の細胞が9個も存在していたのです!

私たちの身体、血液、心臓や肝臓などの臓器、脳、皮膚、筋肉・・、身体を構成するもの全てに細菌類(もう少し正確には微生物)が大量に同居していたのです。

細胞の数の比率は、なんと!人間10%、微生物90%と圧倒的に他の微生物が多い割合だったのす。

遺伝子となると人間の部分は更に少なく、微生物は440万個の遺伝子、人間は2万数千個しか持ち合わせがなく、比率にしますと人間の遺伝子は、たったの1%以下しかありません。

人間の遺伝子の数は、何とミジンコの遺伝子より少なく、2匹のショウジョウバエ(1匹=1万数千個)の合計数とほぼ同じで、想像を絶する少なさなのです。

おいおい、私たちの遺伝子がショウジョウバエ2匹と同じ数って・・大丈夫?(汗)ってな感じですよね。

人間自身は極めて少ない遺伝子しか持たず、実は他人様の遺伝子を遠慮なく豪快に拝借して人体のほとんどの仕事を他人におまかせしていたのです。

つまり他人様の力で、酵素やホルモンなど10万種類以上ある複雑なタンパク質などを作り分けて製造していたのです。

人間に宿る他人様、つまり常在細菌の種類は1000~3万種類、総重量は数キログラム、総数は100兆~1000兆個ととにかく膨大な数になります。
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●私とは?
圧倒的な数の微生物が、宿主である私と密接に結びついて初めて私と言う固体をかたち作り、私が今こうして存在しています
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私たち人間は、自分は自分のみで1固体と思っていますが、人間以外の膨大な微生物と二人三脚でしか生きることが出来ない「複合体」だったのです。

人間社会でも同じですが、体内社会でも人間だけでは全く生きていけないことを意識、理解しましょう。

人間に住み着く膨大な常在細菌全てを総称して「マイクロバイオータ」と呼び、彼らと人間が仲良くやって人体を健全にすることを「マイクロバイオーム」と言います。
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●マイクロバイオータとは?
人間に常在するありとあらゆる細菌の総称
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●マイクロバイオームとは?
複雑な人間の生命活動を、人間に共生する100兆個を超える常在細菌と人間とで担う包括的な生理作用
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「バイオータ」とは、「生物群の集まり」と言った意味合いです。

人間に住む常在細菌(マクロバイオータ)の種類は、ご先祖様の生活習慣等、つまり民族や個人によって大きく異なります。

例えばドンだけ食べても太らない人もいれば少し食べても太る人、ヨーグルトは体に良い?悪い?の果てしない議論などがありますが、これは民族や個人の持っている常在細菌の種類の違いによる影響です。

日本は過去にヨーグルトを食する歴史がありませんでしたから、それを有効に使う常在細菌がほとんどいないのです。

代わりに大豆系の味噌や醤油、糠漬け、納豆という発酵食品が日本にありますが、それを餌にする常在細菌が日本の食文化によって備わっているから身体に合っており凄く良いと言われる所以です。

しかし、【遺伝子の構成】は世界中の誰であれ驚くほど良く似ており、常在細菌は異なってもマイクロバイオームが持つ機能は民族や個人に関係なく共通だと言うことです。

これは簡単に言いますと、環境や食べ物、民族の違いで常在細菌は大きく変化しますが、人間としては世界中皆同じだということになります。

問題は、人間に住む微生物が何らかの操作で少なくなったり本来のバランスが崩れると、機能出来なくなり病気になったり存続できなくなることです。

現代の変な病気や難病の原因は、これだったのです。

■人間は、人体の様々な複雑な機能を専門家の微生物に外注していました

では、なぜこんなに微生物が体内に多く存在するのでしょうか?

例えば、消化するためには食べ物の頑丈な細胞壁を分解するのに専用の酵素が必要ですが、人間はそんな酵素を作る難しい機能を最初から持たず、それを行う各々のエキスパートの微生物に外注して必要な酵素を手に入れていたのです。

なぜ外注するのかといいますと、消化に限らす様々な膨大な人間の機能を、人間自身が進化の過程で得るにはとてつもなく大変だからです。

例えば・・
工業製品を製造する企業は商品の設計が仕事の中心で、自社で何もかも全部作ることはせず、実際のパーツの製造は専門家に外注してますよね。

自動車を作る会社でしたら、タイヤやバッテリー、カーナビなど別の専門会社に発注します。

自動車メーカーはほとんどの車のパーツは自社では作らず外注して届いたものを組み立てて自動車を完成させますが、人体の外注の仕組みもそれと同じイメージです。

外注するほうが圧倒的に生産効率が良いからなのです。

人類も、圧倒的に簡単で合理的、経費が掛からない方法、つまり得意な専門家の微生物に仕事を依頼し、彼らに委ねて身体のあらゆる機能を保ち健康を得る選択をしていたのです。

実に賢いですよね♪
~引用終わり

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=353537

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