高容量サプリは局所の栄養を一時的に補充するときは役に立つが、経験的にも長期的に飲んで病気になっている人をよくみかける

最近の栄養療法への雑感(結構重要だが興味薄そう)
 
私はFBで結構ベジタリアン、ヴィーガン、マクロビなどの健康弊害を説いてきた。
これらは一方で一時的な治療食にもなるからわかりにくいのだが、基本的には糖質過剰、質的な栄養失調をもたらすことが多いので弊害をもたらす。
東洋医学的に考えても当たり前のことだが、そのアンチテーゼとして糖質制限や肉食ベースの食事法や、高栄養療法がもてはやされてきた。
 
しかしこの1~2年で採用する人が増えるに従い、不調になる人や癌などになる人が増えている。
もう一つは高容量サプリを摂取している人にこれが多い。
高容量サプリは局所の栄養を一時的に補充するときは役に立つが、経験的にも長期的に飲んで病気になっている人をよくみかける。
この栄養だけ取ればいいというジャンキーたちの行動には辟易している。
 
3年間糖質制限やって現在癌として相談に来るとか、5年高容量ビタミンミネラル剤を取って癌とか、毎日のようにそんな人たちが訪れている。
講演先でもそのようなケースが多い。
まったく予防としても効いておらず病気を誘発している可能性も高い。
高容量のサプリメントは薬物学的には覚せい剤に近く、だからサプリがないと元気が出ないという人が出てくる。
 
より科学的に言うなら、そのような食事をする人、食事療法を指導する人は、栄養の過不足の問題だけでなく、個人の遺伝子の問題、腸内細菌との関係性、製剤のでき方を無視していて、少しオカルト的に言うと同じようなたんぱく質でも意味は違うということを無視している。
高濃度栄養療法にはまる人たちは基本的に西洋医学信者と同様の精神構造をしている。
 
彼らはすぐに何かの流行り療法に飛びつく人々であり、それを覚えたら食事療法の隠蔽されていた神髄を見つけたとでも勘違いしている。
彼らの方法論で悪くなっている人をもちろん彼らは相手しないし、それは別の人が面倒みているだけのことである。
しかし当然ながらこれは動物食ベースやサプリベースではない、自然食にも似たような傾向がみられるが。
 
リーキーガットという概念には落とし穴がいくつかある。
副腎疲労に至ればそれよりも落とし穴と問題がある。
そもそも医者が行う栄養学の場合、論文に作り方や概念形成そのものに問題があるということを、語れる人を私は見たことがない。
それは栄養しか見ない御用学者であって、薬物や毒物学や医原病に関する知識が存在してないからであろう。
 
だからバランスがとれた食事をするというのも間違いである。
バランスを意識した食事は治療時には役に立たない。
社会毒を治療時に意識しても意味はない。
治療時の食事と予防時の食事は違うし、与えれば健康になれると思う思想自体が間違いなのを知ることだ。
それはタイミングによって分かれる。
いずれにしろネットで流行りの食事療法で多くの人が悪くなっている。

参照:https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/2762009163882819

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