現代は、近代科学に極度に依存した人類の活動を、自然の摂理に即した活動へ転換することが必要な時代

原発事故は人類に大きな危機をもたらす。それは、大きく複雑に構造化された体をもつ多細胞生物は、高い放射線により損傷を受けるが、容易に変異・適応できない。それゆえ、人間をはじめとする多細胞生物は、原発事故は極めて危険な状態に落とし入れると認識される。

しかし、人間や多細胞生物にとっては、その通りなのあだが、チェルノブイリでも福島でも、事故後の原発内の人間なら1時間で死亡してしまうほどの毎時8Sv(シーベルト)の高線量の中で、生物が生き延びている『福島で見つかった「原子炉の水中で繁茂し続ける多数の生き物たち(リンク)」』。

これは、細菌等の小さく単純な体を利用した変異能力の高さを生き残り戦略としている生物の適応力の高さを示しており、抗生物質に対する耐性菌の発現もおなじ変異能力の高さを示す事例だ。

他方、『原発事故から10年の今、放射線で汚染された福島の無人地帯は、チェルノブイリ同様、「以前より豊かな動物の生態系が広がっている」(リンク)』のように、現に、人がいなくなった汚染度が高い地域では、野生生物が繁殖している。この地域は、もともと森であった部分に加え、人家があった部分も植物が繁殖し、森のような様相を示している。

これは、森の成立条件である、落ち葉の下のたい肥を含めた地層中の細菌叢が活性化しているからだと思われる。そこでは、元素転換が間断なく行われており、植物に有用な栄養素を産出しているが、その過程で、変異の早い細菌が放射線に適応し放射性物質は無害化されていると考えられる。

それは、もっと条件の厳しい、事故後の毎時8Sv(シーベルト)の高線量のなかでも適応している細菌がいることや、原爆投下後の広島が極めて短時間で人が住めるようになったことからするとなんの不整合もない。

また、実際に効果が出るにもかかわらず、誤った近代科学では証明できないという理由で黙殺されているが微生物を利用した『原発被災地の農業再生に向けた道筋~EM災害復興支援プロジェクトより~リンク)』なども傍証事例になる。

そうすると、原発事故後に生態系が復活したのは、微生物のおかげであり、それをもっと普遍化すると、近代科学とは真逆の、自然の摂理にのっとった状態だったからである、と言える。また、そのような回復状態は『人間がいない』ところで起きていることからしても、生態系を破壊しているのは、近代科学に極度に依存した人間の活動でると断言できる。

それゆえ、その活動をそのままにして温暖化運動を筆頭にする環境保護を声高に叫ぶ運動は、まったくの欺瞞であることが解る。つまり、福島原発事故は、近代科学に極度に依存した人類の活動を、自然の摂理に即した活動へ転換することが必要な時代であることを教えてくれるのではないか?

そして、自然の摂理に即した活動を支える技術として、前述の微生物を利用したEM技術の体系や、超微小気泡を利用した、洗剤なしで洗浄できる『サイエンス・ウルトラファインミスト ミラブル(リンク)』などが事例として挙げられる。

この2例は使用するだけで、本来の効果とは別に、排水管や下水管がピカピカになるなど、負荷の極めて小さい技術であるし、双方とも、がんやその他慢性病にもきく可能性があり研究されている。簡単に言うと、環境や人体へ負荷の高い人工物質からの負荷をなくすることにより、免疫機能を再生させているのだと思う。

このような技術は、他にもたくさんあるので、今後の研究開発はこのような自然の摂理に合致した技術に照準を当てる必要があるのでないか?
 

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=352803

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