そろそろ徴兵が、始まる?

はい、それでも(アレコレ)支持率49%(時事直近)、4期もやります(麻生)、改憲します(池田勇人でもやれなかった、アヴェシ以外にできるわけがない)、とのことなので、

そろそろ徴兵が、始まるようです。

その先鋒、三浦瑠璃様のおっしゃるには、のご紹介。常識的な視点(ありえんやろ)阿川尚之元SFC総合政策学部長との論座(朝日新聞)。以下、超端折った論点のみ。

以下、何を紹介するかと言えば、普通の「徴兵制?無理やろ」な論者が、三浦瑠璃という御用芸人の芸風に絡め取られ、おもねて(川が流れるように阿る=阿川)いく様子の描写、である。

とくとその御用芸人三浦瑠璃の芸風をご覧あれ。


三浦:アメリカ中心前提の時代は終わった。それ(パックスアメリカーナ)を前提とした平和(全部、アメリカさんやってね)との決別が必須。

阿川:徴兵制?無理やろ。そんなやつ、おれへん。(戦争経験もなく実感も伴わない。)

三浦:911の頃は、戦争肯定の空気があったが、退役軍人などの発信により、軍隊、兵役を皆やんなった。今や、軍人が辞めてしまっており、その代わりに「シビリアン」(民間から発生した軍事力)が、中心になりつつあり、その暴走がリスクとなっている(国家というものの危機。クーデターの実例は多数)。

日本は、自衛隊があるので徴兵制は必要ないかもしれない。私はあくまでグローバルの話をしている。

阿川:アメリカは人々が戦いを通じて築いてきた国です。たとえばヴァージニアの古都ウィリアムズバーグには、広場の真ん中に武器庫がある。外部からの攻撃があると、各市民が急いでそこから武器を取ってきて戦う。共同体は自分たちで守るという伝統の現れです。(アメリカには、自ら戦うというマインドセットがある、という意味)

三浦:(なぜ徴兵制が必要か?と問われ)
プロの軍隊はリスペクトされるべきだが、彼らだけに負担を押し付けず、多くの人びとが「戦争のコスト」を認識して平和的な判断を下すためにも、徴兵制が必要。

(具体的な対象、形式は)
私が『21世紀の戦争と平和』で提唱したのは、例えば15歳から75歳未満までの住民に災害対応を想定した義務的訓練を年に1回持ち回りで実施するという案です。これが5歳区切りで招集されれば、5年に一度、自分の番が回ってくることになります。訓練に参加した時には適切な経済的対価を支払い、健康その他の事情によって猶予や免除は認めるべきですが、これは災害への備えとして役立つとともに、ある種の徴兵的な役割を持つ。陸上自衛隊の人びとの間で人材交流を活発してもいい。

阿る阿川・・・

阿川:今の軍隊は専門化が進んで、入隊してから一人前になるのに時間とコストがかかる。だから、徴兵制に私はずっと否定的でした。ただ、一定期間公的な仕事を国民に義務として課すシステムはあってもいい。例えば介護などの仕事を1、2年続けることを、大学受験資格要件の一部にする。

アメリカ人が軍に志願するのは、安定した収入、除隊後の大学進学奨学金など、現実的な理由が大半でしょうが、軍隊勤務を通じて、時には身命を賭して公のために働き、Honor(名誉)を得、国民に尊敬され、よき市民となる人も多い。

話は憲法の不備へ、、、

三浦:問題は、戦後日本が憲法上の位置づけが曖昧(あいまい)な自衛隊を外部化してしまったところではないでしょうか。シビリアン・コントロールを意識的に行っているのは行政府の長としての首相、もしくは防衛大臣ですが、国会と自衛隊の間には意識的な統制関係が育っていない。また、外部化したがために、自衛隊を軍として認知したり、軍人も国民の一人だとする意識が育ちませんでした。

阿川 スーダンのように、軍人がクーデターによって政権を握る例は、今でも少なくない。しかし、アメリカでは歴史上、一度もクーデターが起きていません。なぜか? ひとつは軍人も市民だからでしょう。民主主義国の軍隊は市民に支えられてこそ強く、対立したら正統性を失うことを、彼らはよく理解しています。軍は強大な実力を有しているけれども、それを市民に向けては使わない。民主主義を破壊するようなことはしない。
 日本でも国民の自衛隊に対する信頼は非常に高くなりましたが、その特殊な出自ゆえに、自衛官を軍人であり普通の国民でもあるという認識が欠けがちなのは、ご指摘の通りです。自衛官は自分と関係のない、特殊な人たちだと思っている。「のんきで平和な国」だと思います。

今の若い自衛官は、みなごく普通の人たちです。憂国の士なんていうのは、あまりいません。恋愛をし、家庭を持ち、子どもの世話に走り回っている。彼らが普通の市民であるというのは、民主主義の軍隊としてあるべき姿だと思いますね。

三浦:自前で自国を守る防衛力、つまり通常兵力による抑止力を持つとともに、「平和主義の国」として自らを定義し続けなくてはいけない。まさに、そうした「自画像」を日々更新し続けることこそが、今の日本に最も欠けているところであり、今後の課題です。核の拡大抑止を担保し、自前の防衛を強化しつつ、引き続き平和国家であるという明確な方針を打ち出すことが肝要です。

無料でここまで読ませる論座が不気味。(9000字中、7000時まで無料)

要は核抑止力を持ち、アメリカだけに頼らず、自前の防衛力を持ち、韓国のように、徴兵制を敷いて、戦争への抑止の自覚を若者にも高めてもらう。

「例えば韓国では、少なくとも若者にとって、徴兵制の存在が戦争を思いとどまらせる効果は十分にある。」

ということだそう。

ここで見られた現象は、通常の真っ当な人でも三浦瑠璃と対談させると、うまく丸め込まれる、という芸風。

参照:https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2751476424945945&set=a.171097882983825&type=3&theater

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