日本のお金がどこか別の所に使われているから日本が安くなっている

ひょう吉の疑問リンク価格が映す日本の停滞 ディズニーやダイソー世界最安 安いニッポン から引用させていただきます。
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消費税で日本人の富が吸い取られ、その富が外国に流れているとすればどうなるか。日本人の富が国内に還元されず、外国に流れているとすればどうなるか。
政府の外債購入、民間の海外投資など。
政府は税率を引き上げ、企業は内部留保を増やしているが、それらの資金が海外に投資されれば、国内の景気は低迷する。

アベノミクスは実体の伴わない目くらましである。
日銀が円を刷り、その円で日本国債を購入する。そういう手品によって、政府は資金を手にするが、その資金は日本国内には投資されず、アメリカの国債購入に使われている。
アメリカの景気がいいのはそのためである。

日本政府の借金は増え続け、それを補うために消費税を上げる。
安倍政権成立の背景には、このような日米間の取り引きがある。
本来ならば、日本はアメリカに対して借金の返済を求めるべきなのだが、そんなことはしない。それどころか日米同盟強化により、アメリカの軍事費を肩代わりしている。

日銀がいくらお金を刷ろうとも、それはアメリカに流れるばかりで、日本人の生活には回らない。
それが給料が安くなるということだ。その一方で消費税は上がる。
給料が安くなる一方で、消費税が上がれば、当然消費は低迷する。だから物価も低迷する。日本の物価は安くなる。
日本の物価が安くなれば、為替レートは円高に振れるのが普通だが、そうならないのが安倍政権以来の日米間の合意である。円安と引き替えに米国債を購入しているのである。
1.日本のお金がアメリカに流れる。
2.日本人の給料が下がる。
3.円安を維持する。

日銀の量的緩和は、円安を維持するための手段である。日銀は刷ったお金でドルを買っている。これが米国債の購入である。これでドル高・円安が維持されている。
これがアメリカに日本のお金が流れているということである。
だから日本人にお金は回らない。だから日本人の給料は下がる。
下がるのに円高にはならない。
ますます日本の物価は下がる。
こういういびつな構造がある。これがアベノミクスの秘密である。
(中略)
日本の停滞の原因は、日本の価格が安いからではない。
景気が悪いから価格が低下しているのに、この記事は、価格が低下しているから景気が低迷しているように書いている。だから日本の物価安はおかしいと。
論理が逆転している。
日本の停滞の原因は、日本の価格が安いからではない。
日本のお金が、日本人には使われず、どこか別の所に使われているからだ。
————————(引用終わり)—-

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=352725

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