海水でも淡水でもない第3の水が存在する、好適環境水とは?

なんと淡水魚と海水魚が同じ水槽に!!~第三の水が、やがて山村を漁村に変える時代がやってきた

>魚類の進化(海にいる魚類の大半は淡水で進化した)
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魚類の祖先たちは海にいる天敵(オウムガイの仲間)から逃れるため、汽水域へと進出し、まずは浸透圧(塩分濃度)の問題を克服するために硬い甲羅を形成します。
そして、デボン紀中期(4億2千万年前)に硬い骨をもつ硬骨魚類が生じ淡水(真水)に進出しそこで決定的な進化を遂げました。
①肺の発達…肺は食道の一部から生じたと考えられています。
②腎機能の進化…淡水での生活に適応するため水分と塩分の体内濃度を調節するために腎機能が進化しました。

もともと今の魚類がgggyurui 淡水で進化したなら海水魚が淡水魚と共存できるのもうなずけます。サケやマスなどが河川に遡上して産卵するのも、その起源が淡水であったことを意味していると思われます。

以下引用です
岡山理科大学SCIENCE DREAM GARDEN
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第三の水が、やがて山村を漁村に変える
化学で、自然を超えたい

海水を使わずに海の魚(海水魚)を養殖する方法を研究しています。海に生息する海水魚と川に生息する淡水魚は、それぞれ環境に適応するために異なる体の仕組みをもっているため共存は不可能だと考えられていました。それを現実にしたのが4年の歳月をかけて開発した「好適環境水」です。海水でも、淡水でもない、いわば第三の水。けれども、これで完成とは考えていません。たとえば水を変えないで受精卵から成魚まで完全に養殖できることなどを目指し、日々研究を重ねています。

常識では、つくれなかった水
海水は約60種類のミネラルで構成されています。そこでまず海水魚が生きていくために不可欠な元素の特定に挑みました。水からは海水の成分を増やしていき、逆に海水からは不要な成分を排除しながら、水と海水の両面から検討しました。成分が増えると、組み合わせは星の数ほどになります。そして4年かけて、必要なカリウム、ナトリウムなど数種類の成分と濃度を特定。細かな成分については明かせませんが、こんな成分で生きていけるんだという驚愕の結果でした。常識にとらわれてはいけないということを学びました。

naverまとめより
なんと淡水魚と海水魚が同じ水槽に!!
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どうしてこんな共存が可能なのかというと…

淡水魚といえども一定濃度の食塩水で生きていけるし、他方で海水魚も、海水よりも薄い食塩濃度で生きていけるから。さらに言えば、両者の体液の食塩濃度は同じ
出典
海水魚と淡水魚 – Standing Stone 別館
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体液の食塩濃度は同じだそうで、では淡水魚と海水魚の違いとはいったい?
何が違うかと言えば、それは体内の塩分濃度の調節機構が違う。淡水魚は体内から塩分が逃げないようにする機構を持ち、海水魚は体内から塩分を排出する機構(エラ)を持っている。それぞれ、一方向の調整機構しか持っていない。だから、淡水魚にとっては体液よりも濃い海水は致命的であり、海水魚にとっては体液よりも薄い淡水は致命的
出典
海水魚と淡水魚 – Standing Stone 別館
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ということで体液濃度が同じということが、両者共存のポイントとなりそうです。
体液が一緒というのが、海水魚と淡水魚が同居するポイントになります。この体液に合わせた生理食塩水を付くって、その中に魚を放り込むとなんとなんと、ふっつーに生活するらしい
出典
海水魚と淡水魚は同居できる – 趣味:科学
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そうして淡水魚、海水魚両者が共存できる水が「ナノバブル(微細な気泡)」や「好適環境水」だそうです。
好適環境水とは↓
魚類の正常な代謝を維持するために最小限必要な電解質を含ませた水のこと。淡水魚、海水魚の双方に適する浸透圧となっているため、同じ水で共に育てることもできる
出典
好適環境水 とは – コトバンク
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海水に含まれている約60種のミネラルの中から“海水魚が必要としている成分”を突き止め、その成分だけを淡水に混ぜた“人工海水”を作りだしたのが、岡山理科大学専門学校の山本俊政・アクアリウム学科長

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=310433&g=131208

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