究極の社会保障制度、貧困解決策としての『 ベーシックインカム 』が導入されれば、生活保護や年金などの複雑な福祉政策がほぼすべて一元化できるため、福祉行政に従事している公務員を半分~3分の1に削減できる画期的なもの・・・w
【 前澤友作氏が提案「ベーシックインカム」は、日本を救う一手となるか? 】
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前澤友作氏が提案「ベーシックインカム」は、日本を救う一手となるか?
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音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)2020年01月03日 07:38前澤友作氏が提案「ベーシックインカム」は、日本を救う一手となるか?こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
Twitterトレンドに「ベーシックインカム」が上がってきたので驚いていたら、またも「フォロー&リツイートで100万円キャンペーン」を行っていた元ZOZO・前澤友作さんが仕掛け人だったようです。
皆さん、想像してみてください!
『仮に、毎月8万3千円(年間約100万円)があなたに無条件で政府から支給されたら、あなたの暮らしや仕事はどうなりそうですか?』
ずばり #前澤お年玉 で僕が実験したいことは「ベーシックインカム、前澤個人でやってみた」です。(つづく)
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) January 2, 2020
私は流石にこのキャンペーンには否定的な見方をしていましたが、この政策提言・世論喚起のために1億円を費やすのだとしたら、唸ってしまう一手ですね…。
ベーシックインカム(BI)とは、国・政府が国民に対して最低限の生活を送るのに必要な金額を毎月支給するという政策です。
究極の貧困解決策・アルティメット福祉として以前から議論・実証実験が行なわれているものの、まだ大規模な実施に踏み切った国家はありません。
字面だけ聞くと大規模なバラまきのように感じられるのですが、実はこのBIというのは経済右派(小さな政府派)からも左派(大きな政府派)からもそれぞれ異なる理由で賛同される可能性がある、非常にユニークな立ち位置にある政策なのです。
実際に、前澤友作さんは政治的な発言を読み解く限りかなり左派的な思想の持ち主のようですが、今回のようにBIを強く進言していますし、世間から「新自由主義」とレッテルを貼られている堀江貴文さんのような方もBI支持者であることを公言しています。
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左派・大きな政府支持の方がBIに好意的なのは、わかりやすいと思います。人権の観点からも、人々に国がお金を出して面倒を見ることは当たり前だ!どんどん支出したまえ!というわけですね。
一方で、経済右派・小さな政府支持者はなぜBIを容認するのか。
それはBIが劇的に行政を効率化できる可能性を持っているからです。
BIが導入されれば、生活保護や年金などの複雑な福祉政策がほぼすべてBIに一元化できるため、福祉行政に従事している人員を半分~3分の1にできると言われています。
極力政府に頼らない・自立と自律を目指す自由主義者としては、BIを積極的に支持するかどうかは議論が分かれるところではありますが、今の肥大化を続ける行政システムに一石を投じることができる「一歩前進」施策として、私自身は好意的に捉えています。
実際、BIの兄弟と言われ、ほぼ同じ仕組みを持つ「負の所得税(給付付き税額控除)」という政策パッケージを考案したのは、自由主義者の大家とも言われるあのミルトン・フリードマンです。