国民レベルの錯覚に陥った「温暖化」7つの誤報

地球温暖化のウソについて、海水面上昇/IPCC/税金支払等、日本政府主導でNHKによる誤った報道が、国民に温暖化を信じ込ませている、と端的にまとまった記事。
以下、武田邦彦氏のメルマガ(まぐまぐ)一部抜粋より(リンク

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これまで2回に渡り、科学者の目で「地球温暖化というウソ」を暴いてきた中部大学教授の武田邦彦さん。今回武田さんは自身のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』で、日本人にあたかも地球温暖化が進んでいるように信じ込ませた「真犯人」の正体を暴いています。

●国民レベルの錯覚に陥った「温暖化」7つの誤報
1988年にアメリカ上院で気候変動問題が起きてから、日本人は世界で唯一「温暖化を阻止しなければならない」と国民レベルで錯覚するようになりました。
なにしろ、アメリカ、ロシア、中国で世界の50%以上の温暖化ガスを排出し、規制もしていないのに、「大国の指導者は、環境を無視して経済発展をするなどアホだ」と言って大国の首脳の判断をバカにしています。
それと反対に、高校の教育も受けていないグレタという少女が「大人を教育したい」と言っているのを聞いて「少女の涙も理解できないのか」というテレビや新聞の「識者」がいるのは驚きです。
日本人に対して「なぜ大国が温暖化ガスの排出を制限しないのか?」と聞くと、「彼らはバカだから」と奇妙な答えが返ってきます。このバカげた騒動の原因はもっぱら日本のマスコミの誤報だったのです。

1. 誤報の1:「気候変動」か「温暖化」か?
もともとアメリカの農業団体が工業の活動で気候が変動するから農業が困る。農業に補助金を回せ、というのが発端。

2. 誤報の2:北極の氷が融けると海水面があがる?
中学校で習うアルキメデスの原理で、北極の氷が融けても海水面は変わらないが、テレビ、新聞の解説者は中学校で勉強しなかったのか?

3. 誤報の3:IPCCは科学者の会議である?
IPCCは1988年にアメリカが国連に働きかけてできた政治的機関で、学者の自由参加は認められていないので、学会でもなんでもない

4. 誤報の4:世界の気温は上がっている?
1880年からの世界の気温が公表されているが、そのころ(明治時代)の測定点は先進国の都市に限られている。だから都市化の影響で気温が上がっているが、それは隠している

5. 誤報の5:ベルリンマンデート、バードヘーゲル決議を報じない
アメリカ、ヨーロッパが温暖化ガスの削減を実質的にしないようにしている計算方法や、議会の決議を絶対に報道しない。

6. 誤報の6:日本だけしか削減をしていない
カナダが京都議定書を離脱して、日本だけが温暖化ガスの削減を行い、すでに80兆円から100兆円の税金を使っていることを報じない。

7. 誤報の7:鳩山元首相だけ
国連で正面から温暖化ガスの削減の演説をしたのは、世界の首脳の中で民主党政権時代の鳩山首相だけだ。他の国は自分の国が損をすることはしない。

●まるで「良い子症候群」に感染したかのようなNHKと日本人
これ以外にも「ヤラセ」に類する報道も多く、日本人が錯覚するのも当然かも知れない。たとえばNHKは子供向けの「みんなのうた」で、北極の気温が上がっていると誤報し、シロクマが「暑い暑いと言っている」という歌を流したが、北極は氷が共存しているので、気温は0℃を大きく離れることはない。これも中学校クラスの科学の知識に反している。

しかし、それでも奇妙です。日本は高等学校全入で、試験の成績も世界で上位の方ですし、塾などで勉強しています。アルキメデスの原理や熱膨張、大陸性気候と海洋性気候、それに氷と水が共存しているときの温度などは中学校の試験に頻繁に出るものですから、日本中が騙されるというほど難しくはないのです。

それに、環境運動家は考えが正しいかどうかは別にして、環境を過度に大切にする人たちだということはわかっていますし、世界の環境運動の多くが利権と強く結びついていることも大人の常識として知っています。

さらに、洋服を買っても、電化製品を買っても、それを作るのに大量のエネルギーを使い、温暖化ガスを排出するのを知っているのに、「節電」と言って電気だけを節約しようとしているのも奇妙です。給料が同じで、貯金も結局は自分が使うということですので、「節約」をしてもその余ったお金でほとんど同じ量の温暖化ガスを出すことも気が付くはずです。

それでも錯覚しているのは、私はNHKの報道によると思っています。

NHKは受信料を取っていますから、お金をくれる国民にNHKがウソをつくということが信じられないので、ちょっと辻褄はあわないけれどNHKの人がこれほど言っているのだから正しいのではないかと素直に思っているのだと思います。
昔は人からお金をもらって、さらにその人を騙すということもありましたが、現在の社会はそれほど悪質な人は日常生活の中にはいません。それがNHKだけなのですから騙されるのも仕方がないと言えるでしょう。

それではNHKは本当に国民を騙しているのでしょうか?

NHKは「政府に忠実で、当たり障りがなく、日本人が信じやすい報道」をしているにすぎません。故意にウソをつこうとしているのではなく、結果的にウソになるように報道しているだけです。北極の氷のことでいえば、氷と水の共存系では気温が上がらないことを知っていますし、シロクマが暑くて困っているということもないのも知っています。それなのに「シロクマが暑い暑いと苦しんでいる」と放送するのは、その方が「NHKは良い子だ」と見えるからです。
日本全体とNHKが良い子症候群に感染しているというのが正しいのではないかと私は思っています。でもそれは幼児化した大人のように見えますし、ここ30年間でアメリカの所得が3倍以上になったのに、日本はほとんど変わらなかったという結果にも表れ、錯覚している日本人が損をするのも仕方がないと思います。(メルマガより一部抜粋)

image by: Shutterstock.com
武田邦彦

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=352382

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