太陽フレアが話題になっているが、太陽は確実に活動を弱めており、地球はミニ氷河期に向かっている。

今回の太陽フレア騒ぎは、たまたま、突発的、一時的に太陽が活性化したものと思われます。

太陽には周期が存在しており、現在は黒点数が著しく減少しており、地球はミニ氷河期に向かっています。

世界大戦も心配される第24太陽周期から第25太陽周期の黒点数の極小期ですが、巨大地震も2020年前後は要注意となります。
そして、世界大戦や大地震とは別で、これからの太陽黒点の周期で大変重要なポイントがあります。
過去の黒点数の増減ですが、17世紀のある時期にだけ一定期間ずっと黒点数がほとんどない極小期が続いた期間がありました。
これは「マウンダー極小期(1645年 – 1715年)」と呼ばれている70年間です。
マウンダー極小期中のある30年間の観測された黒点数は、たった50を数えるだけであり、通常であれば4万~5万個程度が観測できるので、いかにマウンダー極小期の黒点数が少なかったかがわかると思います。
黒点数と地球の社会現象や気象現象はリンクしており、このマウンダー極小期は人類にとって試練の期間でありました。
まず起こったのは、太陽黒点の減少とともに地球の平均気温が下がり、小氷河期となったことです。
これに伴って世界中の農業にダメージが起こり、北半球では世界規模の飢饉が各地で続きました。
特にヨーロッパでは飢饉の被害が大きく、いくつもの国で大規模な死者が出るほどでした。
食糧危機とともに、社会情勢も不安定になり、各地で騒乱も起こって、この時期は世界的に非常に危険な時期でありました。
もう1つ起こったことは、感染症の蔓延です。
ペストの第二次流行が起こり、これもまたヨーロッパ地方は大被害となり、飢饉にペスト、紛争も絡んで「17世紀の危機」と呼ばれたほどであります。
社会が不安定になり、魔女狩りなどが積極的に行われたのもマウンダー極小期であり、太陽黒点の長い消失は地球においては大きな混乱と試練を招く事態となります。
日本においては、ご存知の方も多いように1707年に宝永の大噴火として富士山が大爆発をし、その直前には宝永の大地震として南海トラフが動き、飢餓も重なって日本そのものの国体が揺らぐほど厳しい時期でありました。
あれから300年以上が経過、最先端のコンピューター技術を使って現在の太陽黒点のリズムを計算すると、なんと近い将来に再びマウンダー極小期と同じような極小期がやってくることが予想されているのです。
それが、次の2020年頃から始まる第25太陽周期の次、2030年頃からの一定期間のようです。
今でこそ温暖化などが騒がれていますが、2030年頃から太陽黒点がほとんど見られなくなり、急速に寒冷化が進み、地球全体は再び小氷河期に入る可能性があるそうです。
そうすると、過去の事例からは間違いなく食糧危機が世界的にやってきてしまい、疫病をはじめ、自然災害や騒乱の時代となるかもしれません。
遅くともあと十数年後、地球環境は今とはまったく異なった世界となっている可能性があり、これから先に地球規模で対策をとっていかないと厳しい時代となります。
室内栽培技術の向上、食糧危機対策、水資源の確保・・・最新テクノロジーを上手に使って様々な気象変動が起こっても、地球人皆が食べていける環境を作らないと、食糧危機から世界各地で人間同士による紛争が起こってしまいます。
太陽のリズム。
今回のスーパーフレアのような単発的、短期的な影響もそうですが、長期的にも太陽のリズムを地球文明はよく知った上で社会を運営していく必要があります。

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