病名の本質・・・まず、苦しいから、症状があるから病気という思想が、もっとも病気を呼び込むことに気付いていません。 確かにその症状はあるかもしれませんが、それに病名を付けるから治らないのは皮肉なことです

病名の本質
 
一般人というのは一体病名というモノを何だととらえているのでしょう?私は常に疑問です。
なぜこの話を書くかというと、あの病気がない、この病気があるうんぬん、言うこと自体の愚かさを身にしみているからです。
ここでは精神医学に特化した話ではありません。
もちろん精神医学の診断はすべてウソですがね。
ここでは多くの病名がなぜ存在せず嘘なのか、私が行う医学ではなぜ病名を使わないのかを復習します。
 
まず、苦しいから、症状があるから病気という思想が、もっとも病気を呼び込むことに気付いていません。
確かにその症状はあるかもしれませんが、それに病名を付けるから治らないのは皮肉なことです。
この考え方は治りたくないのに治りたいと嘘を言う患者群には、極めて不都合なものでしょう。
少なくともそれは「医学の病気」ではありません。
もしこれが成立するならいわゆる「恋の病」は、医学的病気としての立場をもつことになります。
 
仮にこれを恋愛病とでも名付ければわかりますが、これを本心から病気と思い医学処置をしようと考える人が、いったい何人いるでしょうか。
愚かしい人類の中にはそれでも病名を付けて治療しようとする人がいるかもしれません。
しかし大半は違うでしょう。
恋愛病は不眠、うつ、不安、動悸、食欲不振、発汗、妄想などを呈し、これらは自律神経および脳の病気であるため、精神安定剤、鎮痛剤、ホルモン剤を投与しましょうとなります。
 
こう書くとアホかということになりますが、世の中のほぼすべての病名がこれと同じ付け方になっています。
もう一つ病名を作り上げるための方法として、基準を変えるということがあります。
もともと人間の病気ではなかったのに作られたものとして、高血圧、高コレステロール血症、などは典型で、バセドウ病や橋本病や副腎皮質機能亢進および低下症などの一部もこれに入ります。
しかし代替療法をやっている人間でもこれらを病気と思っています。
 
具体的に恋愛病と同じ付け方の病名として、
うつ病
パニック障害
不安神経症
強迫神経症
躁うつ病
妄想障害
アスペルガー症候群
繊維筋痛症
多発性硬化症
多発性筋炎
筋ジストロフィー症
潰瘍性大腸炎
過敏性腸症候群
右心低形成症候群
過換気症候群
外傷後ストレス症候群
ギランバレー症
頚肩腕症
多嚢胞性卵巣症
ハンチントン舞踏病
認知症
慢性疲労症候群
副腎疲労
低血糖症
レイノー症
 
まあ、他にも山ほどありますが、きりがないくらい無駄かつ有害な病名であふれています。
繰り返しますが人類がこんな考えを受け入れることができないことを、私はよく知っています。
人類にとって自分はヒーローでありヒロインであり、苦しんで周りに助けてもらうべき存在でないといけません。
結果と症状をみて訴えることができる立場が必要であり、そのために人類は病名が必要なのです。
 
この世にある多数の病名が、因果関係も証明もいろいろできていないとするならば、すべて「わけわからん病」「医学ではなおらない病」で統一しましょう。本当は原因についてはわかっています。
それは医学の中に答えはなく宗教の中にあるわけでもありません。
あえて答えるならばそれは生物学の中にあり歴史の中にあります。
先住民や野生動物がなる病気は決まっていて、現代人の現代病は彼らには存在しませんから。
 
ヒロイン症候群がわいてくれば面白いですね。

参照:https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/2647657295318007

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