アメリカで砂糖が心疾患の原因ではないことを正当化するために、菜食中心の食生活が理想とされ、東洋の一カルト宗教であった「マクロビオティック」が理想的な食生活と認められたり、ナチュラルハイジーンという食生活理論が生み出された

砂糖が人体を破壊する合法麻薬であるのは、みなさんが知っているとおりです。

アメリカでは砂糖が心疾患の原因では??という主張を隠ぺいするために、砂糖ではなく原因は脂肪、コレステロール、塩分であるとしたそうです。それにより菜食中心の食生活が理想であるとされたとのこと。

「あまくない砂糖の話」を見た人なら分かるでしょうが、映画の中で心疾患の原因が砂糖であると述べたというイギリスのユドキン博士というのは、ジョン・ユドキン(1910-1995)です。ユドキン博士はクイーン・エリザベス大学の栄養学の教授で、砂糖が体に与える悪影響を警告していました。
1950年代、アメリカでは第二次世界大戦後に心疾患が社会問題となり、1955年9月23日、アイゼンハワー大統領が心臓発作で入院したことをきっかけに、心疾患への関心が沸き上がりました。アメリカ人科学者のアンセル・キーズは脂肪が原因と主張し、7か国研究などの疫学調査によって脂肪悪玉説を定説化していきました。
その一方、アメリカの歯科医師であったW.A.プライス博士の14か国の先住民研究によって砂糖が万病の元であることが報告され、イギリスの生化学者であったジョン・ユドキンは砂糖の害について警告を発しました。1972年には、「純白、この恐ろしきもの-砂糖の問題点」という本を出版しました。
しかしキーズ率いるアメリカ栄養学会は食品メーカーや製薬業界、医療界を味方につけ、心疾患の原因は砂糖ではなく脂肪、コレステロール、塩分であるとし、砂糖原因説を徹底的につぶしにかかりました。結局その論争は1977年、国民栄養問題アメリカ上院特別委員会(通称マクガバン・レポート)によってキーズらの主張が正当とされ、1980年に米国の食事目標として、正式に公表されたのです。
ここで砂糖が心疾患の原因ではないことを正当化するために、菜食中心の食生活が理想とされ、東洋の一カルト宗教であった「マクロビオティック」が理想的な食生活と認められたり、ナチュラルハイジーンという食生活理論が生み出されたりしました。
砂糖はあまりにもたくさんの病気を生み出し、医療界や製薬業界を繫栄させてきました。そしてまた、砂糖の強力な依存性は食品業界にも巨万の富を生み出してきました。そういった力がマスコミやメディアを支配し、プライス博士やユドキン博士を抹殺してきたのでした。

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