外食産業では「遺伝子組み換え小麦の表示義務」はない。外食のパン、ラーメン、パスタ、あるいは家畜の飼料に遺伝子組み換え小麦が使われている。

「遺伝子組み換えされた作物」と「遺伝子組み換えされていない作物」、あなたならどちらを選びますか??

仮に「どちらも安全ですよ」と言われても、誰もが「遺伝子組み換えされていない作物」を選ぶだろう。

論理的に遺伝子組み換え作物の危険性を知るのも大切ですが、直感で誰もが避けたくなるものです。

今、アメリカ、カナダ、オーストラリア、あるいはおそらく中国などでも、遺伝子組み換え小麦の開発合戦が行われています。元々、モンサント社が遺伝子組み換え小麦を開発したのは、かなり昔で、2005年には、多くの反対にあったために開発を中止しました。しかし、干ばつにより小麦の収量が激減するという事態が起きたために、干ばつ耐性の遺伝子組み換え小麦の開発が、再び開始されています。

小麦というのは、基本タンパク質を食べる物ですから、現状の日本の規制では、当然、表示義務の対象となります。そのため、パンやうどん、ラーメンに遺伝子組み換え小麦を使えば、「遺伝子組み換え小麦使用」と書かれることになるでしょう。しかし、それはあくまでもスーパーやコンビニで購入する、袋詰めのパンやうどん、ラーメンの場合です。街のパン屋でパンを買うとき、ラーメン屋でラーメンを食べる時、うどん屋でうどんを食べる時には、その表示は免除されます。

何故なら、外食産業は、そもそも原材料表示が免除されているからです。また店頭で梱包されるパンも同様に、原材料表示義務はありません。アレルギー表示としての義務はあるかもしれませんが、それはあくまでも「小麦」と書かれるだけで、遺伝子組み換えの判断材料にはなりません。当初は家畜の飼料として入ってくるでしょうが、主食である小麦に遺伝子組み換え小麦が使われるようになれば、避けるのはかなり難しくなります。

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