牛乳の害と母子手帳について

戦後になって日本に根付いてしまった毒の代表格が「牛乳」ですが、牛乳を子供に与えるなどということはまさに子供を虐待しているに等しい所業です。これは母乳を与えるなといっているわけではありません。仮に母乳の出が悪いなら人工乳を使うこともあり得るかもしれません(この調製粉乳の中身が昨今最悪ですが)。そうではなく離乳してから牛の乳である牛乳を飲ませるという問題について述べています。

「牛乳はカルシウムが多く、健康によい」という常識は、捏造された幻想にしかすぎません。牛乳の蛋白(カゼイン)は胃腸に非常に負担をかけるうえに、消化管でスムーズに処理されず、いろいろな毒素をだし血液を汚していきます。カゼインは粒子が小さいので、腸の機能が弱っている時には腸壁を素通りして血液の中に入ります。この必要としない異質の蛋白質を摂り入れるとアレルギーが増強します。

また、牛乳にはリンがたくさん含まれるため、骨のカルシウムは溶け出し、それまで体内にあった同量のカルシウムと結びついて、リン酸カルシウムとなって体外に排泄されます。つまり牛乳を飲めば飲むほど体内のカルシウムが減少して骨が弱くなるのです。アメリカで骨粗鬆症が多いのは牛乳の摂り過ぎからだと考えられていますが、もはやアメリカ人にも食習慣を是正するのは難しいようです。また牛乳の飲み過ぎによりカルシウムが奪われ虫歯にもなり易くなります。

牛乳をたくさん飲む人ほど骨量が少ないことが多数の研究で証明されています。また骨の問題だけでなく、ぜんそく、鼻づまり、アトピー性皮膚炎、潰瘍性大腸炎などをおこすアレルギー体質になり易くなります。知的障害や言葉の遅れ、意欲の欠如、カルシウム不足により落ち着きが無くなるなど、精神発達面にも害を及ぼすとされています。ガンにもなりやすくなるのです。

この牛乳利権とまつわって制作されたものこそが「母子手帳」と「給食利権」になります。昭和20~27年の占領期間中、保健所に勤めることのできた栄養士の条件は、乳業の専従栄養士であることでした。昭和23年には「母子手帳」を乳業メーカーに作らせ、「牛乳(粉ミルク)を飲ませるように」と明記し、カバーには森永乳業、雪印乳業、明治乳業などのコマーシャルが載っていたのです。いかに行政と乳業界が癒着し、牛乳の普及に努めていたのかがよくわかります。

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