関東大震災の年と似てきた日本

「連鎖する地震」の渦中の環太平洋火山帯で、アメリカだけに起きない地震。そして、ますます関東大震災の年と似てきた雰囲気もないではない日本 リンクから転載します。
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11月22日の福島沖の前日や前々日などに、茨城沖で最大でマグニチュード 5.3という地震を含む、まあ、群発とまでは言いませんが、地震が集中していたことがあります。

実はこちらを気にしたりしていた時に福島でマグニチュード 7.3の地震が起きたのですけれど、なぜ、茨城沖での地震を気にしたのかといいますと、関東大震災のあった 1923年の「1年間の主な日本の地震の状況」を記しましたが、それとやや関係します。

それは下のようになります。

1923年の関東大震災までの日本の地震活動
1)1923年01月14日 茨城 マグニチュード6.1 関東/茨城
2)1923年01月14日 阿蘇山噴火  九州/熊本
3)1923年02月 浅間山山麓地震 関東/群馬・長野(浅間山)
4)1923年03月26日 – 27日 蔵王山東麓での群発地震 東北/宮城(蔵王山東麓)
5)1923年04月 – 05月 那覇・和歌山群発 九州/沖縄(那覇附近)
6)1923年04月23日 沖縄・東シナ海 マグニチュード7.2 九州/沖縄(東シナ海)
7)1923年05月07日 茨城マグニチュード7.3 関東/茨城(鹿島灘)
8)1923年05月 鹿島灘で小地震の群発
9)1923年05月 – 06月 5月下旬から茨城沖で群発活動が始まり,6月2日にはマグニチュード7.3の最大地震が発生
10)1923年06月02日 5月初旬より東海に地震が頻発し,その数 200~300回にのぼる
11)1923年6月2日 茨城県沖 マグニチュード7.3 津波が発生
12)1923年6月2日 茨城県沖 マグニチュード7.1
13)1923年06月26日 – 08月02日 焼岳噴火 中部/岐阜・長野(焼岳)
14)1923年07月 長崎で群発地震 九州/長崎(千々石湾)
15)1923年07月01日 霧島山噴煙 九州/鹿児島(霧島山付近)
16)1923年07月13日 種子島付近 マグニチュード7.1 マグニチュード6.6 九州/鹿児島(種子島付近)
17)1923年09月01日 関東大震災 マグニチュード7.9 関東/神奈川(相模湾)

というようになっていたようなのですが、九州と茨城をハイライトしましたのは、因果関係があるのか単なる偶然なのかはわかりませんが、「関東大震災のあった年は、茨城と九州での群発地震とマグニチュード7級の地震が頻発していた」ということがあったためです。

今年は、これまでに、熊本、鳥取、そして福島と、マグニチュード6〜7クラスの地震が起き、また原因はともかく、群発地震が起きていた福岡でシンクホールが発生するという事象も起きています。

地震の発生と「地理的な因果関係」があるのかどうかは定かではないですが、しかし、たとえば、太平洋を囲む地震と火山の噴火の多発地帯である環太平洋火山帯は、距離的に非常に離れた場所であっても「地震が連動する現象が起きやすい」ことは過去の多くの事例で示されています。
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 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=322101

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