【宇宙気候】 太陽活動の低下 →異常なレベルで激増する「小惑星」、「火球」、そして「宇宙線」

2009年1月から始まった今の太陽活動(サイクル24)と、次の太陽活動(サイクル25)が、数百年に一度起こるマウンダー極小期(→小氷期)のような状態になるかはまだ判断できないが、それでも100年前に太陽活動が異常に低下したときと同じ程度に低下している。(321613
それにより太陽バリアーが低下し、地球に降り注ぐ「銀河宇宙線」に加え、「火球」「小惑星」も異常に激増している。

以下、銀河系宇宙人のブログ「異常なレベルで激増する小惑星、火球、そして宇宙線のデーター 2016年4月23日 リンク」より引用
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<前略>
「火球や隕石、小惑星などの地球への影響事例は増える」と思います。
実はここ数年の火球と地球接近型の小惑星の増え方がものすごいのです。
NASA などのデータは、「圧巻」といえるものです。
少しご紹介させていただこうかと思います。

●壮絶な勢いで増え続ける火球と地球近傍小惑星
まずは、ふたつのデータをご覧下さい。
NASA による地球近傍小惑星(地球に接近する小惑星)の数の過去 20年の推移のデータと、アメリカ流星学会(AMS)による火球の観測数の過去 10年の推移のデータです。
 ・「地球に接近した小惑星の数の推移リンク
 ・「火球の観測数の推移(アメリカ)リンク

ものすごい曲線を描いていますが、これらのグラフを見る際に考慮しなければならないのは、「観測技術の向上」ということがあるはずです。つまり、昔は観測できなかったような火球や小惑星も、設備と技術の進歩で観測できるようになったと。これは数の増加のかなりの部分を占めているとは思います。

それにしても、火球の観測数は 10年で 20倍近く、小惑星に至っては 80倍などの増加となっていまして、観測技術の向上を差し引いても、かなりの増え方をしていると思います。
そして、例えば、「過去数年」となりますと、観測技術はほぼ同じレベルで推移していると思いますが、過去数年だけでも、
 ・小惑星 → 2010年の 900個前後から 2015年は 1,600個超え
 ・火球 → 2010年の 900前後から 2015年は 9,000超え
となっていて、この数年で、共に急激に増加していることがわかります。
さきほど、「火球や隕石、小惑星の地球への影響事例は増えると思われます」と書きました根拠はこれらのデータです。増え続けているものが突然減り始めるという理由は見出しにくいことから、火球も地球に接近する小惑星も、まだ増えると考えるのが妥当かと思います。
それと、今後、太陽活動がさらに小さくなる時期に入りますけれど、太陽活動が弱くなりますと「宇宙線が増える」という傾向があります。

これからは宇宙から降ってくるものがいろいろと増えていく時代になりそうです
火球にしても、小惑星にしても、宇宙線にしても、「これからは上から降ってくるものが多くなる」ということは、ほぼ確定的な事実としてあると思っています。
実際、先月のスペースウェザー・ニュースでは、「宇宙線が増大している」ことについてを報じていました。
 ・「2016年1月31日のスペースウェザー・ニュースよりリンク

宇宙線の増加がどんなことに影響を与える可能性があるかといいますと、
 ・「デンマーク工科大学での実験で確定しつつある宇宙線と雲の関係 2013/09/05 リンク
などで書いたことがありますが、「宇宙線は、雲を作ることに関与している可能性が極めて高い」ということで、つまり、宇宙線が増えると、天候が影響を受ける(具体的には雲のある日が多くなる)ということがあります。

そして、確定している学説でも何でもないとはいえ、4年ほど前の、
 ・「米国メディアで相次ぐ「近く地球は小氷河期入りする」という記事 2012/02/03 リンク
という記事などに書いたことがありますが、東京工業大学の丸山茂徳教授などによる「宇宙線が地震や火山噴火のトリガーとなっている」という主張も存在します。
そして、火山の噴火の増加もまた世界の気候や天候に影響します。
宇宙線が関係しているかどうかはともかく、現実として、この数年の火山の噴火の増加は明らかです。
つまり、宇宙線が激化していくと、「天候を含めた環境の変化がさらに激しくなる」ことも予測されるということだと思います。

今年から・・・ということではないですが、これからしばらくの期間の地球は、「上からいろいろと降って来て、いろいろな影響を受ける可能性がある」のだと思います。
これらのことを考える上で大事なことは、「小惑星も宇宙線も、それらの地球へ進行を止めることは人類にはできない」ということです。なので、心配したりするようなことではないです。
おそれたり心配するのではなく、「今は環境が変わっていく可能性がある時代にいる」ということを考えながら、準備をしたり(具体的にはどういう準備をすればいいのかわからない面もありますが)、心持ちをそのような時代に向けたりして生きていければ、それでいいのだと思います。
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 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=321863

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