【緊急警告】48時間で69回の地震が「リング・オブ・ファイア」で発生していた!南海トラフ大地震の可能性、専門家も危惧

今月19日、南太平洋のフィジー沖でM8.2の地震、インドネシアでM6.9の地震が発生し、21日にはベネズエラで1900年以来最大のM7.3の地震が起こった。すでにお気づきの読者もいるかもしれないが、これらの地震は全て「リング・オブ・ファイア」(環太平洋造山帯)で起こっている。恐ろしいことに、ここ最近、日本も含むリング・オブ・ファイアの地震活動が活発化している傾向にあることが明らかになった。

TOKANAより以下引用です
リンク

■48時間以内に69回の地震が発生

 英紙「Daily Mail」(8月21日付)によると、「リング・オブ・ファイア」(環太平洋造山帯)で、48時間の間に69回もの地震が発生、20日月曜日にはM4.5以上の地震が60回起こっていたという。これは海外でもトップニュースとして扱われ、人々を戦々恐々とさせているのだが、実のところ、気象庁によると、「1年間に世界で起こる地震回数」はマグニチュード4以上で約14000回。これは1日平均38回の地震が起こっている計算になる。48時間ではその倍の76回だ。今回はそのうちの60回、約8割がリング・オブ・ファイアで起こったことになるが、「アメリカ地質調査所」(USGS)によると、世界の地震の約9割はリング・オブ・ファイアで起こるので、実は平均よりやや少ないのだ。しかし、これだけ騒がれているのには理由がある。

【緊急警告】48時間で69回の地震が「リング・オブ・ファイア」で発生していた!南海トラフ大地震の可能性、専門家も危惧!
リンク

 リング・オブ・ファイアの恐ろしさは、「ドミノ効果」による地震の連鎖だからだ。そのため、米国では、カリフォルニア州でM7.0クラスの巨大地震が今日にでも起こるのではないかと懸念されている。カリフォルニア州には、巨大なサンアンドレアス断層や群発地震が続いてるイエローストーン国立公園があり、地震リスクが極めて高い。ドミノ効果の危険性について英・ブリストル大学の地震工学者コリン・テイラー教授が、英紙「Evening Standard」(8月23日付)に語っている。

「地震の多くはプレートテニトニクスによって起こります。プレート同士がぶつかり合って、限界を超えた時にエネルギーが放出されるのです。事実上、全ての地震は互いに影響し合っています。しかし、直接的な関係を指摘することは容易ではありません」(テイラー教授)

■専門家も「カリフォルニア地震」を危惧

【緊急警告】48時間で69回の地震が「リング・オブ・ファイア」で発生していた!南海トラフ大地震の可能性、専門家も危惧!の画像3画像は「Daily Mail」より引用

 全ての地震は繋がっているが、その因果関係を特定する技術が今のところない。とはいえ、ベネズエラで起こった地震が比較的近いアメリカの地震活動を誘発する可能性はあるだろう。テイラー教授も、「カリフォルニアは極めて活発なプレートの境界にあります。地質学的な時間スケールで見てみると、巨大地震の発生が起こる可能性はあるでしょう」と指摘している。

■日本でも地震多発、南海トラフ地震の危険は?

 では、日本への影響はどうだろうか? 日本で1年間に発生する震度1以上の地震は平均して2000回程度。気象庁が発表しているデータを見てみると、東日本大震災が発生した2011年は10681回、2016年は6587回と群を抜いて多いが、2017年は2025回だった。1日約5回は日本のどこかで震度1以上の地震が起こっている計算になる。

 日本気象協会公式の天気予報専門メディア「tenki.jp」が公開している地震情報を見てみると、震度1以上の地震が毎日おおよそ3回~6回程度発生していることからも、1日5回の地震発生は妥当な数値と言えそうだ。ところが、リング・オブ・ファイアでの地震活動が活発化した8月21日には、震度1以上の地震が8回も発生していた。

【緊急警告】48時間で69回の地震が「リング・オブ・ファイア」で発生していた!南海トラフ大地震の可能性、専門家も危惧!の画像4画像は「Thinkstock」より引用

 大地震は日本から遠く離れたベネズエラやフィジーで起こったが、この数値を見る限りリング・オブ・ファイアでの地震活動は広い範囲で同時に活発化していたようだ。トカナ寄稿者の地震研究家・百瀬直也氏は、今年春にラニーニャ現象が終息した影響で晩夏までに太平洋側で大地震が起こると指摘、実際に「大阪北部地震」が起こったわけだが、実は百瀬氏は「海溝型地震」が起こるとも言っていた。すると、大阪北部地震は非海溝型の地震であったことから、今後別の巨大地震が太平洋側で起こる可能性もある。その最有力候補は「南海トラフ地震」であることは間違いないが、内閣府が想定している同じく海溝型の「東京湾北部地震」も忘れてはならない。

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=338787

シェアする

フォローする