原発 嘘・・・ちょっと前に自民党が原発を再稼働させる方針を打ち出した時、夏の猛暑時の電力不足が懸念されるからと説明していましたけど、今電気が足りているのは、原発が再稼働したからなのでしょうか?

猛暑と電気

終末に台風が通って、ちょっと涼しくなったと思ったら、台風が抜けてまた猛暑が戻ってきましたね。こんなに暑い日はいつまで続くんだと思ったら、なんとまだ7月なんですね。8月はどうなることやら。

これだけ連日記録的猛暑だと、みんな家にこもってクーラーをつけるからさぞかし電気が必要になるだろうと思いますよね。けどテレビや新聞などで、電気を節約しようという話は一向に聞きません。何ででしょう?

自民党が原発を再稼働させる方針を打ち出した時、夏の猛暑時の電力不足が懸念されるからと説明していましたけど、今電気が足りているのは、原発が再稼働したからなのでしょうか?

気になったらすぐに調べるのが僕ですから、早速調べました。そうしたら、平成30年7月12日時点で、原発は9基再稼働していて、そのうちの6基が運転中で、3基は停止中とのことでした。

運転している原発は関西電力大飯発電所3号機4号機、関西電力高浜発電所3号機、九州電力玄海電子力発電所3号機4号機、九州電力川内原子力発電所1号機でした。停止中は四国電力伊方発電所3号機、川内2号機、高浜4号機でした。

ということは、北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力の管轄内においては、原発は1基も稼働していないということ。それなのに、なぜ電気が足りないから節電しましょうという話が出てこないのでしょう?

一年のうち、最も電力需要が大きくなるのは夏の猛暑時です。最も電力需要が大きい時期に、少なくとも中部、関東以北においては、電力供給に問題は無いということですよね。だったらなぜ原発を再稼働させなければならないのでしょうか?

関西電力と九州電力では一部の原発が現在稼働中ですけど、この原発も稼働させなければ電力は足りなくなるのでしょうか?それは僕にはよく分かりません。でも少なくとも、中部以東においては電力不足になるから原発を稼働させなければならないという理屈は通りませんよね。

それでもせっかく作った原発を稼働させないのはもったいないというのであれば、僕的には最低でも2つの条件を満たすなら原発を再稼働させても良いと思います。

一つは福島第一原発事故の処理が完全に終わり、汚染された土地が完全に除染され、拡散した放射性同位元素が完全に回収され最終処分されること。そしてもう一つが使用済み核燃料の最終処分地の決定とプロセスの明確化がなされること。

この2つの条件がそろわない限り、原発の再稼働は容認できないでしょう。電気が足りないから再稼働が必要だという言い訳は、もう通用しませんから

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