~インスリンとは何か?~ (生物におけるブドウ糖と酸素、   その戦いの物語)

~インスリンとは何か?~
(生物におけるブドウ糖と酸素、
  その戦いの物語)

「インスリンは
生物の進化の過程で、
血糖値を下げる為に
誕生したホルモンではなく、

たまたま何かの間違えで、
摂取すべきではない有害なブドウ糖を
経口摂取した場合に
飢餓の時の備えとして
中性脂肪に変換して、
体内貯蔵する為の
ホルモンである」

以上の文章は、
新井先生の著書
「インスリンに頼るのをやめなさい」
の記述を私なりに
理解したものである。

インスリンの表層あるいは、
目先の作用に囚われると
当たり前だが、
おのずとインスリンの本質に
迫れないことになる。

物事の本質を洞察するには、
表層や目先の動きに
翻弄されてはならない。

たとえば、
「原核生物」が
有害な「ブドウ糖」を素早く取り込み
そのセコイ人生を謳歌していた時に、
眩いばかりの太陽光線が差し込み
「シアノバクテリア」による
「光合成」が始まり
巷に
猛毒「酸素」が
蔓延するようになり、
突如、
苦境に陥った原核生物は、
「好気的バクテリア」
(ミトコンドリア)
に進化し
既存の青色吐息の
原核生物と合体して
「真核生物」に進化した。

真核生物は
猛毒酸素を
逆手に取り、
積極的に酸素を取り込み
ミトコンドリアで
持続可能で
莫大なエネルギーを獲得し
大いなる進化の
いちページを
切り開いたのである。

しかし、
物事には、
いいことばかりではない。
何かを得れば、
何かを失う。

あれもこれもなんて
いい話は、
この世界には
決してない。

必ず、進化において
負の部分が発生する。

真核生物は
ミトコンドリアと脂質と酸素で、
持続可能で膨大な
エネルギーを獲得したが、
その代償として
限りある命、
すなわち寿命を
獲得したのである。

別の言い方をしよう。
寿命を携えて
限られた命を
精一杯、
全うするタイプの生命体に
変貌したのである。

そして命尽き果てる前に
命のリレーを行いながら
有性生殖を行い
遺伝子のやり取りを行い
環境に適応して
進化して現在に至っている。

人間だって、
そうだろう?

貴殿だって、限られた命を
糖質食って具合悪くなって
権威医療の牢獄に入って
食いものにされて、
ガンになって糖尿になって
動脈硬化になって
それを老化だとか、
運命だとか、
家系だとか言って、
自分で自分を納得させているんだろう?

美人の嫁さんもらって、
幸運にも不細工な己ではなく
美人の奥様に似た
イケメンの後継ぎも産まれた。
表面上は
それは、
見事な命のリレーだよな・・
だけど、それって、
それで本当にいいのか?

生物のインスリンの獲得も
原核生物
(ブドウ糖の利用)
から
真核生物
(酸素と脂質の利用)への進化と
ある意味似ている。

我々は、
インスリンという飢餓時の
「中性脂肪蓄積ホルモン」を
進化の結果、
獲得したことで、
とてつもない不条理と
矛盾を抱え込むようになったのである。

なぜか?
簡単に説明する。

現代の日本に
いったいぜんたい、
飢餓なんてあるのか?

「飢餓のない社会で、
わざわざ飢餓の為にせっせと
糖質食って、
中性脂肪を増加させ、
ウエストサイズを大きくして
喜んでいる」

というのが
実態だろう?

考えて欲しい。
これって、
インスリンホルモンの
当初の目的とまったく違ってきている。

日常生活で
飢餓など絶対にあり得ない社会に
住んでいながら、
我々は愚かにも
飢餓の為の糖質を
権威の洗脳で
主食だとかおやつだとか、
脳のエネルギーだとか
騙されまくって、
貪るように食いあさる
「病人間」
(びょうにんげん⇒バケモノ)に
変貌させられたのである。

飢餓がない世界で、
飢餓時の蓄えの為に
摂取すべきでない糖質を食い
わざと血糖値を上昇させ、
それによって
インスリンを大量分泌させて、
猛毒である「活性酸素」を
大量に醸造させ
あなたの体内で
その猛毒「活性酸素」を
大暴れさせ、
癌や糖尿病や動脈硬化等
様々な疾患の育みに余念が
ないのである。

愚かしいとは思わないのか?

寿命を延ばす為に
インスリンを獲得したのに、
このインスリンのせいで、
結果的に寿命を
縮めることになっている。
これ以上の皮肉と不条理は
ないだろう。

インスリンはヒトが、
飢餓時に
サバイバル(生きながらえるように)
できるように、
副作用(活性酸素による万病)
や作用(肥満、中性脂肪の蓄積)
もたらしたが、

結果的に、糖質全盛の
現代人において、
インスリンの登場は
相応しくなかったようである。
生物と言うのは
いつの時代も
糖質と酸素を利用はするが、
それ(糖化&酸化)によって
翻弄され、
朽ち果てるものなのかもしれない。

みなさんのご意見をお聞かせ願いたい。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=655143524653194&set=a.113977652103120.22166.100004726567581&type=3&theater

シェアする

フォローする