「薬」=「毒」医療業界内部からメスが入る:世界初の「薬やめる科」が誕生したりと日本の医療業界に医療業界内部からメスが入りだしている。

世界発の「薬やめる科」が誕生したりと、日本の医療業界に医療業界内部からメスが入りだしている。
当事者だからこそ抱える不整合と不義理を発信して、
この国の医療制度が変わっていくことを期待したい。

以下、 リンク より
==================================================================
>世界初の「薬やめる科」を創設した熊本の「松田医院 和漢堂」の松田史彦医師は、どちらかというと目立たないよう診療活動をしているが、「目立つ断薬活動」として、日本でもっとも有名なのは内海聡医師だ。

内海医師の著書を通読すると、実際の断薬のプロセスから製薬会社などの裏事情まで多肢にわたる。精神医療界の話は前掲書などが詳しく、また断薬にいたる具体的なプロセスは『心の病に薬はいらない!』(かんき出版)に詳しく記載されているので、断薬を考えている人の参考になるだろう。

挑発的かつ過激な発言によって賛否が分かれ、大胆な発言ばかりがクローズアップされているが、上野のクリニックで内海医師に実際に会ってみると、非常に繊細な感性をもつ医師だと感じた。

>精神医療も『うつ』のキャンペーンが終わったら、今度は『発達障害』の喧伝をしていますが、精神医療なんて医療界のスキマ産業でしかない。発達障害なんて、テストしたら私だってそういう結果が出ますよ。新たな患者を作るために、ちょっと個性的な人は大抵、当てはまるようにできている――

確かに学校現場でも、教師があまり生徒と関わらなくなった。

昔だったら生徒が多少問題を起こしても「警察を呼ぶのは教育界の敗北」という気概があったが、現在はすぐに警察を呼ぶようになった。それは時代の流れとして仕方ないとしても、不登校児やいわゆる問題児への対処が病院まかせの風になってきた。

すでにアメリカでは、教師たちから問題児とされた生徒を病院に行かせないと虐待と認定され、親が逮捕されるシステムになっているという。日本も今後、そうならないとは限らない。

さらに現在の減薬ブームについても、内海医師は「減薬の病院なんて、時流にのって小狡いだけ」と手厳しい。

――減薬をうたっている病院というのは大抵、徐々に薬を減らしてから、最後に少量の薬を残そうとする。特にこれまでのことを反省している様子もない。これは患者さんを飼い殺しにする「究極のシステム」です。

減薬して病院を〝卒業〟するのが本来の姿なのに、全然そうなってない。薬も1日や2日くらい飲むならまだいいですが、そうはならない。

薬を使うと患者さんも大人しくなるし、医師も楽ができる。精神科自体が洗脳する学問ですから、患者さんを洗脳するのに長けているんです。病院というのは全て、人の病気で金儲けしているのですから、基本的にネガティブに見た方が良いのです――

ごく一部の重篤な人以外は、受診に慎重になった方が良いのはわかってきた。ではこれから私たちは、具体的にどのように対処していけばいいのだろうか。

>――1年間170件ほど講演をやった年もありましたが、ネットも含めて、あまり効果ないなと感じたんです。結局ヤク(薬)に頼りたいだけじゃないかと。患者さん向けにやっても結局、国や業界が変わらないとダメです。

だからもっと広く知らしめたいので、今後は政治家でも協力してくれる人とタイアップしていきたい。私が政治家になるわけではありませんよ。厚労省に行って何度か話し合いをしたこともありますが、みんながみんな現状に満足しているわけでもなさそうで、賛同してくれる人がいても圧力がすごくて表立って動けないんです。

だからこれはもう、政治に働きかけるしかない。ネットを見ている層ではなく、もっと新しい啓蒙を考えています。

その活動の一環として、保育園も創設する予定です。やはり子どもたちをさまざまな害悪から保護したいのと、私が得た知識や経験を親ごさんにも伝えることができますからね。そこからいろいろな方面に広がっていけばと思っています――

通常の治療活動で患者さんを啓蒙しても、救える患者さんはごく一部に止まってしまう。「結局ヤクに頼りたいだけじゃないか」という内海医師の言葉は辛辣だが、患者側はもちろん、これは医師に対する言葉でもあると思う。

ウェブの情報も、さまざまな圧力から統制されていると内海医師は話す。たしかに、例えば医師やクリニックの情報は皆無だ。あったとしても褒めたものしか流れていない。薬の情報もただの羅列であふれ、ネガティブな情報はほとんど出ていない。

だから、とくに医療における情報弱者の私たちに訴えるのではなく、保育施設などの創設と並行して、国などに広く訴えていきたいという内海医師の思いは強く伝わってきた。

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=336872

シェアする

フォローする